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【TOP】【←prev】【VIRTUAL BOY】【next→】 ジャック・ブラザーズの迷路でヒーホー ! タイトル JACK BROS. ジャック・ブラザーズの迷路でヒーホー ! 機種 バーチャルボーイ 型番 VUE-P-VJBJ ジャンル アクション 発売元 アトラス 発売日 1995-9-29 価格 4980円(税別) 駿河屋で購入 バーチャルボーイ
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タイトル ジャンル 対応機種 対象年齢 乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U 対戦アクションゲーム Wii U CERO:A(全年齢対象) ろあ
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サミュエルフッド(3)(サミュエル・フッド) 連合王国貴族のブリッドポート男爵の一。 第2代ブリッドポート男爵。 関連: ヘンリーフッド (ヘンリー・フッド、父) ジェーンウェーラー (ジェーン・ウェーラー、母) シャーロットメアリーフッド (シャーロット・メアリー・フッド、妻) アレグザンダーネルソンフッド (アレグザンダー・ネルソン・フッド、息子) ホレイショネルソン(2) (ホレイショ・ネルソン、息子) メアリーソフィア (メアリー・ソフィア、娘) シャーロット(5) (娘) ジェーンサラ (ジェーン・サラ、娘) キャサリンルイーザ (キャサリン・ルイーザ、娘) ファニーキャロライン (ファニー・キャロライン、娘)
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本項目ではFC版『スーパーマリオブラザーズ3』と、そのGBAリメイク版である『スーパーマリオアドバンス4』を共に解説する。 判定はどちらも 良作 。 スーパーマリオブラザーズ3 概要 ものがたり 新要素 ゲーム面の大幅な進化 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 スーパーマリオコレクション スーパーマリオアドバンス4 概要(A4) 変更点・評価点(A4) 問題点(A4) Wii U VC版の変更点(A4) 総評(A4) 余談(A4) スーパーマリオブラザーズ3 【すーぱーまりおぶらざーずすりー】 ジャンル アクション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 ファミリーコンピュータ 発売元 任天堂 開発元 任天堂エスアールディー 発売日 1988年10月23日 定価 6,500円 プレイ人数 1~2人(交互プレイ) セーブデータ なし レーティング CERO A(全年齢対象)※バーチャルコンソール版より付加 配信 【Wii】2007年12月11日/500Wiiポイント【3DS】2013年1月1日【WiiU】2013年12月25日/上記共に500円 判定 良作 ポイント ファミコン最高峰の完成度とボリューム非常に多彩なコースと様々な変身セーブができないのが難点 マリオシリーズ・関連作品リンク 概要 『スーパーマリオブラザーズ』の3作目にして、ファミコンにおける同シリーズ最後のソフト。 前作は初作品の高難度化のマイナーチェンジに近いようなスタイルだったが、アクションの根本は前2作で固めた基礎を元に、グラフィック・システム面で大きな進化を果たした大ボリュームの作品となっている。 ものがたり マリオとルイージの活躍で平和になったキノコ王国ではありましたが、このキノコ王国はキノコワールドのほんの入口。その奥には多数の不思議な国がありました。さんざんこらしめたはずの大魔王クッパもマリオのいるキノコ王国からは手を引いたものの今度は自分の子供コクッパ7兄弟を仲間に入れ、ワールドのあちこちでイタズラのやり放題。遂には各国に古くから伝わる魔法の杖を盗み出し王様達を動物の姿に変えてしまいました。マリオとルイージはコクッパから杖を奪い返し、王様を元の姿に戻してあげなくてはなりません。「行ってらっしゃい。気をつけてネ♡」ピーチ姫とキノピオに見送られて2人は不思議いっぱいのキノコワールドの奥へ奥へと進んでゆくのでした。(取扱説明書より) 新要素 マップシステム 本作ではコース(ステージ)選択の要素が導入され、各ワールド毎にすごろくゲーム風のワールドマップが導入された。主に「アクションゲームパネル」と呼ばれる数字の付けられたコースがマップ上にいくつか設置されており、パネルに重なって決定ボタンを押すとアクションゲーム面に切り替わる。 マップ上ではルートが分岐している箇所もあるので、必ずしも全てのコースをクリアする必要はなくなり、ルート次第ではあるが苦手なコースを避けることも可能になった。 クリアしたコースのアクションゲームパネルは「クリアパネル」に変化し、マリオでクリアした場合は「M」のパネルに、ルイージでクリアした場合は「L」のパネルにそれぞれ切り替わり、以後そのポイントを通過できるようになる(残機が全て無くなり、ゲームオーバー後にコンティニューすると、再びアクションゲームパネルに戻される)。 アイテムのストック機能(マップアイテム) 本作で手に入るアイテムは、マップ画面上で使用できる「マップアイテム」としても入手可能であり、あらかじめマップ上でパワーアップすることにより、事前に準備を整えてアクションゲーム面に挑戦することが可能。 スーパーキノコやスーパースターなどのアイテムをマップ上で使えば、パワーアップした状態でコースを始められるため、利用することで難易度が低下するコースもある。 例えば、ワールド7-8はパックンフラワーだらけのため、初期状態だと非常に難しいが、この敵を簡単に倒せるファイアマリオかハンマーマリオ(後述)の状態で始めると楽になる。また、スーパースターは、マップ上のハンマーブロス等と戦う際に有効である。 マップアイテム「パタパタの羽」は、しっぽマリオに変身した上で、次に開始する1コース内に限り、「ゴールするか別の姿になるまでパワーメーターが常に満タン状態で維持され減少しない」という効果が付与される。要するに助走なしで常に飛行可能ということで、多くのコースを容易にクリアできるバランスブレイカー的なアイテムだが、入手可能な数や方法も限られており、いわば救済アイテムのひとつと言える。 どうしても苦手なコースに使うという計画性や、使わずにクリアしたいというプレイヤー自身のプライドが問われるアイテムでもある。もちろん水中面や通路の狭いコースなど、このアイテムがほとんど役に立たないコースも存在する。 空の上にある隠しアイテムを見つける等、コースの全貌を把握するのにも役に立つ。 他にも「ハンマー」や「笛」や「イカリ」等のようにマップ上でのみ効果が現れるアイテムもある(後述)。 所持可能数は最大で28個まで。既に上限まで持っていた場合、アイテム欄の最後にあるアイテムが新しく手に入れたアイテムに置き換わる。 基本的には前作までと同様ちびマリオ状態でファイアフラワーやスーパーこのはを取ってもスーパーマリオになるだけ(スーパーキノコの効果)だが、このストックを使う分には直接ファイアマリオやしっぱマリオになれる。裏を返せばここでのスーパーキノコの価値はかなり低い。 所持状態によっては、貴重なアイテムが上書きされて消滅してしまうおそれがあるため、マップアイテムはあまり貯めこまずに使っていくほうが有益といえる。特にスーパーキノコは上記の通り、さほどありがたみがないので、ちびなら積極的に使いまくった方がいいぐらい。 マップ上のコースには、アクションゲームパネルの他に「砦」が存在し、前作までの各ワールドのクッパ城と似たような構造になっており、他のコースと比べて難易度は比較的高め。 最奥部ではボス「ブンブン」との対決が待っている。ブンブンを倒し「マジックボール」を取得するとクリアとなり、砦が崩れ落ちてマップ上の道を塞いでいる「閉ざされた扉」が消滅し、ショートカットルートが開通する。一部、例外もある(後述)。崩れ落ちた砦は、ゲームオーバー後にコンティニューしても復活することはない。 ワールドによっては、ワールド2の「砂漠」「ピラミッド」、ワールド5の「塔」、ワールド8の「トラップ面」のように、そのワールド独自のコースも存在する。 ワールド2の「砂漠」「ピラミッド」はマップ上での外見を除いては、通常のアクションゲームパネルのコースと性質は変わらず、ゴールカードを取得しクリアすればクリアパネルに変化する(同様に、ゲームオーバー後にコンティニューすると復活する)。 ワールド5の「塔」はBGMや内部構造から砦とよく似ているが、ボスは存在せず、単に地上マップと天空マップとを結ぶ橋渡し的な役割を果たしており、クリアしても消滅することはない。マップ上の「土管」(後述)と似たような位置づけである。 ワールド8の「トラップ面」は、重なるとランダムで“手”に強制的に引きずり込まれる演出が発生し、短いアクション面が始まる。最奥部にたどり着くとスーパーこのは入りの宝箱が出現してそれを取得すればクリアとなる(クリア後はクリアパネルに変化し、ゲームオーバー後にコンティニューすると、アクションゲームパネル等と同様に復活する)。 引きずり込まれなかった場合は通過することができるが、任意で決定ボタンを押しアクション面に挑戦することも可能。 マップ上を絶えず動き回っている「ブロス(*1)」と重なると強制的に戦いが始まる。 1画面分のアクション面に切り替わり、相手を倒すと宝箱が出現してそれを取得するとマップアイテムが手に入り、クリアとなる(ブロスを倒せば、ゲームオーバー後にコンティニューしても復活しない)。 コースからマップに戻った際にランダムでマップ上を動き回り、時に道を塞いで進行を妨げてくる。 ワールド7には、ブロスの代わりにマップ上に「パックンフラワー」が存在し、こちらはマップ上を移動することはないが、これに重なると強制的に短いアクション面が始まる。最奥部にたどり着いて出現する宝箱を取得すると、マップアイテムが手に入りクリアとなる(ブロス同様、クリアすれば、ゲームオーバー後にコンティニューしても復活しない)。 ブロス・パックンフラワー共にマップアイテムの「オルゴール」を使用することでしばらくの間眠らせることができ、その場合は戦わずに通過できる(*2)。 ワールド8のマップ上には、前述のトラップ面以外にも「戦車」「戦艦」「高速飛行船」といった特殊なコースも存在し、重なっただけで強制的にアクション面が始まる。 これらのコースでは、最奥部にブーメランブロスまたはブンブンが待ち構えている。ブーメランブロスの場合は、倒すと出現する宝箱(マップアイテム)を取得してクリアとなる。ブンブンの場合は、倒すと砦と同様にマジックボールが出現し、それを取得してクリア(閉ざされた扉消滅→ルート開通)となる(砦と同様、クリアすればゲームオーバー後にコンティニューしても復活しない)。 ワールド2以降のマップ上には「土管」が設置されており、マップ上の離れた土管に移動できる。この土管はいわば連絡通路のような役割を果たしている。 1人プレイ時には、後述する「ジュゲムの雲」を使用した直後に、この土管を通過すればアクション面をクリアした扱いとなり、進行ルート更新になる。 2人プレイ時には、この土管を通過しただけでは手番は終了しない仕様になっており、土管通過後もそのプレイヤー側の操作権利が継続されている。ただし、土管の中でタイムアップを迎えるとミスになり、手番が交代する。 マップ上で道を塞いでいる「岩」は、マップアイテムの「ハンマー」を使用することにより破壊可能。新たな道が開けたり、ショートカットになったりする場合がある。 マップ上には上記のコースだけでなく、マップアイテムがもらえる「キノピオの家」や、残機数を増やせるチャンスのある「スペード(絵合わせ)パネル」等、ミニゲーム的なポイントも存在し、これらのポイントは入らなくとも自由に通過することができる。 本作では、各コースの道中が短めになっている代わりに、ミスした時の中間リトライが存在しない。 ゴール アクションゲームパネルのコースでは、基本的にゴールする際にゴール地点中央で点滅しているゴールカードに触れることでコースクリアとなる。残りタイムに応じたスコアの加算が行われ、ゴールカードに触れた際に止まった絵柄がストックされる。絵柄が3つになると残機数が増え(キノコ3つ=2UP、フラワー3つ=3UP、スター3つ=5UP、同じ絵柄がそろわなかった場合=1UP)、マップ画面に切り替わると共にカードは白紙に戻される。 コースによっては正規のゴールの他に、コース内のどこかに隠してある宝箱(マップアイテム)を取得することによってコースクリアとなる場合もあり、その場合はカードは得られず、スコアの加算も行われない。 コースのコンセプトの敵キャラがいる場合(*3)、それをフィーチャするべく作られたものとわかりやすくするためかゴールカードの真下にそれが1体配置されている。 新たなマリオの変身 旧作の「スーパーマリオ」「ファイアマリオ」の2つに加えて以下の新たな変身能力が追加され、アクションの幅が広がった。 + 新たな変身能力 「しっぽマリオ」(変身アイテム:スーパーこのは) パッケージイラストにも描かれた、タヌキ耳としっぽが生えたマリオ。しっぽを振って敵に攻撃したり、横方向からブロックを叩いたりできる他、助走をつけてパワーメーターが満タンになった時にAボタンを連打することで、パワーが切れるまでの間空を飛ぶことができるようになる。また、空中を落下中にAボタンを連打することで落下スピードを緩めることが可能。 従来のファイアマリオと対をなす基本パワーアップ形態としての位置付けにあり、1-1からいきなり目にすることになる他、各コースでもスーパーこのはの入手機会は多い(*4)。 「カエルマリオ」(変身アイテム:カエルスーツ) カエルの着ぐるみに身を包んだマリオ。水中で、ボタン操作なしでも自然に沈まなくなり、十字ボタンのみで自在に泳げるようになる。Aボタン押しっぱなしで更に加速する。また、土管から吹き出す水流の影響を受けなくなる。 地上ではジャンプ力の最大高度が上昇する反面、「しゃがむことができないので打点の低い攻撃をよけ切れない」「坂道を滑り降りることができない」「カエルのように四つ足でぴょこぴょこ飛び跳ねながら移動するため移動し難くなる」「ダッシュしゃがみによる1ブロック分の隙間抜けができない」といったデメリットがある。 水中移動という特定の用途に特化した能力であり、特別な攻撃方法も持たないため、地上では他のパワーアップ形態に比べると全体的に性能が劣る。また、水中で自在に動けるという触れ込みだが、攻撃能力が無く敵に当たればスーツが脱げてしまうためひたすら避けることを要求され、「水流の影響を受けなくなる」というメリットも活かせる場面があまりない。 ノコノコの甲羅や白ブロック等を手に持った状態に限り、背を伸ばして立ち上がりダッシュもできるなど、他の形態同様の動きは一応できる。 他の形態にはない独自のメリットとして「氷の上で滑らない」「ダッシュジャンプからの着地でもブレーキなしで即座に停止できる」といった特性があり、使いこなせれば足場が悪いコースなどで大いに活躍できる。 「たぬきマリオ」(変身アイテム:たぬきスーツ) たぬきの着ぐるみを着込んだマリオ。基本的な能力はしっぽマリオと同等だがそれに加えて、十字ボタン下+Bボタンを同時に押したままで、「地蔵マリオ」に変身できる。一定時間経過するか、ボタンを離すと変身が解除される。 地蔵に変身中は無敵状態になり、あらゆる敵の攻撃を防御できるほか、ジャンプ中に変身して地蔵状態のまま落下すると、下にいる敵を踏みつけて倒すことが可能(*5)。 「ハンマーマリオ」(変身アイテム:ハンマースーツ) ハンマーブロスと同じ黒いヘルメットと甲羅を着込んだマリオ。基本能力はファイアマリオと同じで、ファイアボールの代わりにハンマーを投擲する。 このハンマーは大きく山なりの軌道を描いて放物線状に飛び、そのまま落ちていき敵を貫通する。 ファイアボールでは倒せない大半のザコ敵(*6)にも通用するほか、ボス敵であるブンブンや大魔王クッパに対しては、貫通時に多段ヒットするため瞬殺できる。しかし、コクッパにはなぜか通用しない。 しゃがみ状態では背負った甲羅にメットの如く身を潜めることで、ファイアパックンやファイアブロスの吐くファイアボール攻撃も完全防御が可能(*7)。 ただし、坂道ではしゃがみ防御が優先されるため、坂道を滑り降りることはできなくなる(*8)。 「ブーツマリオ(クツマリオ)」(変身アイテム:クツクリボーの靴) 特定コースに登場する「クツクリボー」からブーツ(靴)を奪って入ることで変身できる特殊変身。その名のとおり、ぜんまい仕掛けのブーツにすっぽりと入り込み、通常では踏めない敵を倒したりダメージ地形扱いであるブラックパックンの上を移動出来たりするようになる。なお、ブーツを奪うにはブロックの下から叩いて倒す必要があり、上から踏んで倒した場合は、ブーツごとなくなってしまうので奪えない。 厳密には独立した変身能力ではなく、上記のどの変身状態でもこのブーツ状態に重複してなることが可能で、ファイア・ハンマーマリオの場合は攻撃が可能だが、しっぽ・タヌキマリオの場合はしっぽ攻撃ができなくなる。また、ダッシュ速度が落ち、しゃがむこともできなくなる。さらに、敵に接触すると通常どおりのダメージ扱いとなるため、ブーツを失う上にチビ状態に戻ってしまう。そして、コース内限定の変身であり、クリアするとブーツが消滅→変身が強制解除されてしまう。どちらかと言えば、変身というより「乗り物」に近い扱いである。 他にカエルマリオ同様にダッシュができない。カエルマリオなら甲羅などを持った場合のみ例外的にダッシュができたがクツマリオは持つことすらできない。 3種のスーツを着て飛行船をクリアすると、王様の台詞がスーツに応じて変化するという遊び心もある。 ゲーム面の大幅な進化 旧作と同じ横スクロールアクションの仕様を踏襲しつつ、大幅に内容が拡充され、旧作以上にパワーアップを果たしている 圧倒的なボリューム コース数は各ワールドで8~14もあり(砦などを含む)、総数は100面近くに及ぶ。 コース数だけでいえば後発の『ワールド』よりも多い。 コース構成とギミックの多彩化 スクロールが、一方通行ではなくフリースクロール方式となり、後戻りや上下の移動も可能になった。そのため、謎解き要素のあるコースや、迷路のようなコースも作られるようになった。 左右・上下(一部エリアでは斜め)強制スクロールが可能になり、コースのバリエーションが増加。空に隠し扉やアイテムがあるコースも多数あり、探索心をくすぐる。 敵の少ない安全な道のあるコース、初登場の「扉」や、おなじみの土管だらけの迷路のようなコース等、単に難易度調整をしただけではない、遊び心あるコース設計となっている。 また、自動的に画面がスクロールしていく、強制スクロールのコースも初登場した。 前作までは、コースの1区間全体が水中面だったが、本作では地上と水中を織り交ぜたコース構成が可能となった。地上と水中を行き来するコースや、落ちても泳いで這い上がれるコース、水たまりのあるコースなど、その構成にもバリエーションが増した。 水面でもブロックを叩いて壊したり、アイテムを出したりできるようになった。 水面を泳いでいる最中に同時に十字ボタン上も押していると(十字ボタン上+Aボタン押し)、水面からジャンプできるようになった。 チビマリオとそれ以外では高さ1キャラ分の水辺の扱いが異なり、チビマリオでは水中扱いとなり操作がしにくくなるが、それ以外では地上と変わらずに動ける。ワールド3のマップでは通過ルートが水上となっているポイントがいくつかあり、そこでハンマーブロスと対決する時に影響を受ける。 ブロックやリフトの種類の増加 ジャンプ台のようにも使えるジャンプ(音符)ブロック、プロペラのように回転するくるくるリフト、一定時間乗り続けていると落下するチクワリフト、乗ると矢印の方向に透明な足場が発生してしばらくの間その方向に移動する不思議リフト、持って投げられる白ブロック、レンガブロックとコインとを入れ替えるスイッチブロック(Pスイッチ)、足場代わりにできる敵・パタメット、一定時間しゃがみ続けることで背景の裏側に行ける白い足場など、様々なギミックが追加された。 これによりテクニックの重要度も上がっている。 マリオ自身のアクションの多彩化・キャラクターのコントロールしやすさの向上 「坂を滑り降りる」「白いブロックや、踏んづけたノコノコ・メットの甲羅を持ち運び敵にぶつける」など、パワーアップ前のマリオ単体で可能なアクションが前作よりも増えた。 また、無敵状態でジャンプすると派手な宙返りを披露するようになった(ダッシュ時[しっぽで飛行できる状態含む]と、チビマリオ・カエルマリオ状態を除く)(*9)。こういった細かな演出的アクションも進化を感じさせる。 旧作に比べ、マリオの動きの制御がし易くなった。 前作『2』では、マリオ・ルイージに性能差を持たせたり、特定の敵を踏んだ時に大ジャンプ出来るアクションを導入したりすることで、前々作『1』との差別化を図ったが、フンワリした挙動は変わらなかった。 本作では、ジャンプボタンを押したままにして敵を踏むと任意で大ジャンプが出来たり、空中の方向転換がし易くなったりと操作性が向上している。 「パワーメーター」の追加によるジャンプ力の強化 ある程度走ると画面下の「P」メーターが貯まっていき、最高状態でさらにジャンプ力と速度が増すようになった。 このメーターが満タンになると高い音のSEが鳴り、マリオも両手を水平に広げて走るアクションをするため、最高速に達しているかが視覚的にも音的にも分かりやすくなった。 飛行能力のある変身状態では、このメーターが満タン時のジャンプ中にAボタンを連打することで、しばらくの間空を飛べる。飛べる時間はメーターが満タンになった時にジャンプしてからカウントされる。『Pメーターが満タンになった瞬間に土管に入り移動した先で飛ぶ』という芸当も可能。 走りだすとメーターが増加し、停止すると貯めた分のメーターが左側に振り切れて0になってしまう。 メーターが完全に減少しない内に左右に細かくダッシュすることで徐々にメーターを貯めていき、満タンになるまで一直線にダッシュする余裕がない狭い場所でも飛ぶことができる(ただし、ある程度の距離がないと実行するのは困難であり、攻略上この動かし方が必要な箇所は限られる)。 ボス戦の仕様変更 各ワールドのボスがクッパの偽物からコクッパ7兄弟に代わり、それぞれ特技がつけられデザインと共に差別化された。 画面にずっと残り続けるリング弾を放つウエンディや、着地と同時に地震を起こしてくるロイ、ルドウィッグなどは一手間かかる難しさ。 本作では砦のボスとコクッパ7兄弟に対しては、直接踏むことで倒せるようになった。倒すには3回踏む必要があり、踏むたびに攻撃パターンが変化して強くなるボスもいたりと、よりボス戦らしい緊迫感ある戦い方ができるようになった。 旧作ではボス戦での戦い方は、主に吊り橋をボスの背後の斧で落として倒すというシンプルかつ間接的な方法であり、つまりはボスをかわしてしまえばそれで終わりという超短期決戦であった(もちろん、旧作・本作ともにファイアボールで倒すことも可能)。 しかしラスボスである大魔王クッパだけは、旧作を受け継いで「踏めない」という特徴を踏襲しており(とはいえ、今回はクッパの頭上に乗ってもダメージを受けなくなった)、「閉じ込められた空間の中で無敵のクッパ(*10)を相手にどうやって勝つか」という、ギミック的なイベントバトルになっている。 本作での「ボスは何度か踏んで倒す」という攻略法は以後のシリーズでのボス戦基本フォーマットとなった。 隠しアイテムによるワールドのショートカット 隠しマップアイテム「笛」を使うことでワープゾーン(画面左下に「ワールド9」と表示された島)へ移動し、そこから他のワールドへワープすることができる。 笛はワールド1に2本、ワールド2に1本の合計3本隠されている(*11)。ワールド1で笛を2本手に入れれば使い方次第で好きなワールドに行けるので、さながらワールドセレクトのように機能している。 自由自在に好きなワールドに行けるのではなく、ワールド1で笛を吹いた場合はワールド2~4行きの土管がある地点(島の最北端)に、ワールド2~6で笛を吹くとワールド5~7行きの土管がある地点(島の真ん中)に、ワールド7以降で笛を吹くとワールド8行きの土管のみがある地点(島の最南端)にそれぞれ飛ばされる。さらに、このワープゾーンにいる状況(プレイヤーが上記3ヶ所のどの地点にいるかを問わず)で笛を吹くと、ワールド8行き土管の地点に飛ぶ。つまり「少なくとも笛が2本あれば、その2本を連続して吹く(*12)ことにより、どのワールドからでもワールド8にワープすることが可能」というわけである。 ワープしても何のペナルティも発生しないが、前作『2』とは違って、ワープせずにクリアしたことによる特典はない。 とはいえ、初心者がいきなりワールド8へ行ったとしても、アイテム不足になる上にアイテムの入手機会も限られ、難易度も高いのでクリアは非常に困難になる。順当に各ワールドを攻略していきマップアイテムを十分に揃え、プレイヤー自身の実力を上げることがクリアへの無難な近道ということでバランスが取られている。 一方で、ワープにこだわるか否かは完全にプレイヤーの選択次第であり、全面クリアのポリシーに従って順繰りクリアしてもよし、好きなワールドから始めてもよしと、自由な遊び方ができる。 充実した小ネタや隠し要素 ワールド1・3・5・6において特定の条件を満たすと、マップ上の(ワールド3・5・6では特定の)ハンマーブロスが大量のコイン+隠れ1UPキノコを積んだ「宝船」に変化する。 最奥部ではブーメランブロス2体との対決が待っており、倒せば宝箱が出現してそれを取得すればクリアとなる。 宝箱の中身は、宝船に変化する前のハンマーブロスが持っているマップアイテムと同じ。 8万点を獲得するごとにマップ上に「N」マークの付いたスペードパネルが出現し、これに触れると強制的に神経衰弱ゲームで遊べる画面に切り替わる。 絵柄を揃えると絵柄に描かれたアイテムがもらえる。カードの配置は8パターン。 多くのコースにおいて、空を飛ばないと見ることすら出来ない上空に足場やアイテムなどが設置されているので、それを探す楽しみもある。 + 例えば…… ワールド1-1からすでにチュートリアルの一部のように組み込まれている。 手前が助走をするのに向いた長い平地になっており、コインがガイドのように斜めに配置され、「順当に行けばしっぽマリオになれている→飛べ」と言わんばかりの構成になっている。このことから「他のコースにもあるだろう」というのが容易に想像できるようになっている。 隠れキノピオの家 (ワールド8を除く)各ワールドに1つずつ隠されている白いキノピオの家。特定コースにてコインを規定枚数取得しクリアした後、マップ上に現れる。ここに触れると強制的にキノピオの家の中に入り、そこには宝箱が1つだけ置いてある。箱を開けるとマップアイテムの「パタパタの羽」か「イカリ」のいずれかがもらえる。とくに後者はこの方法でしか入手できない。 2人プレイ時には、プレイする側と待機側が同じポイントに重なった時に「どちらかがボタンを押す」ことで対戦ゲーム「なつかしのブロスゲーム」をプレイすることができる。 元になったのは『マリオブラザーズ』だが、対戦専用に合わせて一部ルールが変更されている。 このゲームではプレイ権利の奪い合い(勝ったプレイヤーが直後のプレイ権利を獲得できる)・カードパネルの奪い合いが発生するため、状況によっては非常に白熱し、単なるマリオブラザーズの再現にとどまらず、対戦に特化した形できっちり進化している。 通常ステージではマリオブラザーズ同様に敵を倒していき、多く倒した方が勝ちとなる。敵や火の玉にぶつかるとその時点で負けとなる。なお、負けても残機が減ったりはしない。 登場する敵もマリオブラザーズに準じたものが登場するが、「カメさん」はノコノコとの混同を避けるため踏むことのできないトゲゾーに差し替えられている。 通常ステージだけでなくコイン争奪戦のルールを踏まえたステージも追加を含めて3つ用意されている。 + ステージ詳細 画面に設置されているコインを早く集めるというマリオブラザーズのボーナスステージ風のステージ。 土管からコインと火の玉が飛び出るステージ。早く5枚集めた方が勝ちだが火の玉に触れると負け。運も絡んでくる。 何個も配置されたハテナブロックを蹴飛ばしてコインを探し出すステージ。早い者勝ちなので迅速な行動と勘が求められる。 なお床のブロックも蹴飛ばすことができるが、全部蹴飛ばしてしまうと 最上段のコインを取れなくなって詰んでしまうので注意。 このような追加要素もありゲームの進行そっちのけでバトルに熱中するプレイヤーも続出した。 カードパネルの奪い合いを利用し、意図的に揃える事でちょっとした協力プレイに活用する事も出来る。 3DSVC版ではダウンロード対戦可能。 残機稼ぎの容易化 前々作『1』や前作『2』と違って、階段状の地形と甲羅を利用した無限1UPは不可能になったが、敵を連続で踏み続けることによる無限1UPは従来通り可能。ジャンプ後にボタン連打でゆっくり下降できるようになる「スーパーこのは」や「たぬきスーツ」の存在により難易度が低くなっている他、稼ぎが行える箇所自体も大幅に増えている。 ノコノコやカロンが画面内に3匹かつ天井が高ければ延々と踏み続けられる計算となる。また土管などから無限に出てくる敵を踏みつけたり、ブロックにハメた甲羅でぶつけることが出来るなどの状況下で可能になり、いずれも攻略情報としてパターン化されている。 また、通常コースを3つクリアする毎に最低でも1UP、最高で5UPするというシステムや、残機が増えるミニゲームの存在もあって、残り人数は自然と増えやすくなっている。 この影響か、残機数の上限は99までとなっている(もっとも旧作でも128人上限だったのであまり大差ないが)。 ワールドクリア毎のヒント 各ワールドクリア時(ワールド7を除く)にピーチ姫から手紙が届き、敵や一部のギミック、隠しアイテムの場所についての情報などのヒントが教えてもらえると同時に、マップアイテムを1つもらえる。 ゲームオーバーの仕様変更 残機がすべて無くなりゲームオーバーになった後、そのワールドの最初からプレイし直す(コンティニュー)か、諦めてタイトル画面に戻る(エンド)かを選択出来る。コンティニューに回数制限はない。 コンティニュー時は、そのワールドのスタートパネルに戻される。 同時に、クリア済みのコースも全て復活してしまうが、これはキノピオの家や絵合わせパネルも含まれる。反対に砦や岩などの破壊オブジェクトや、マップ上のブロスなどは復活しないよう設計されており、リカバリーと再進行に負担が生じないよう配慮されている。 砦をクリアすると、その地点までのショートカットルートが開通するため、最低でも砦までクリアできれば、ゲームオーバー後のリカバリーが容易となる(*13)。また、それまでに集めたマップアイテムも消滅せずに保持される。 コンティニューを前提としたプレイ(キノピオの家に繰り返し通いアイテムを貯める、アイテムを惜しまず消費して最優先で砦を崩す等)も可能で、こちらも戦略性に結びついている。 2人プレイの場合、ゲームオーバーになったプレイヤーがクリアしたアクションゲームパネルのみ復活する。対戦によるゴールカード調整も含め、協力プレイに活用する事も可能。 評価点 多種多様な手ごわさと絶妙な難易度調整。 序盤は簡単にクリア出来るが、中盤へ進むにつれ難しくなっていく。ワールド5以降は、ワールド毎に方向性が違うがいずれも難関揃い。 特に強制スクロールコースは足場も少なく、立ち止まると画面端に押し出されて落下する、あるいは画面左端と地形に挟まれたらパワーアップの有無にかかわらず即ミスとなるため、総じて難易度は高めである。その中でもワールド8の「高速飛行船」は、スクロール速度そのものが他の強制スクロールコースよりも非常に速い上、足場が少ない、そのくせ妙な凹凸や段差が多く挟まれやすいなどのミス要因が揃っており、多くのプレイヤーのトラウマとなった。 これだけのボリュームを誇りながらも、難易度のバランスは非常に優れている点はさすがである。上級者向けに著しく尖った難易度に調整されていた前作『2』と比べ、それなりの難しさを保ちつつ、万人向けのバランスに調整されており、初心者でも根気よく挑めばクリアできる。 アクションの爽快感の向上 マリオ自身の操作性の向上により取り回しの効き易くなったことに加え、新アクション、新変身能力の追加によってアクションの幅が広がり、キャラクターを動かす楽しさや爽快感が旧作以上に増した。 コースクリア以外の様々な要素の充実 上述の通り、ミニゲームや小ネタや隠し要素などの充実により、楽しみの幅が増えた。 ゲーム上の配慮 ゲームオーバー後のリカバリーの手間の緩和や残機稼ぎの容易化やワープによるショートカット、アイテムストック、ワールドクリア時のヒントの掲示など、遊びやすくするための配慮が追加されている。 後に連なる作風の確立 変身能力を押し出した作風、コミカルでファンタジックな世界観・キャラクター等、後のマリオシリーズのベースとなる要素が本作で確立された。 2人プレイの改善 本作ではミスした他、コースクリアした際でも順番が交代するようになっており、完全な交互プレイ制となった。 これにより、腕前の如何にかかわらず、各プレイヤーに平等にプレイ権が与えられるようになった。 グラフィック周りの進化 ファミコンソフトとしては大容量の3MbitROMによる美麗なグラフィックは当時として最高峰で、スーパーファミコンと比較しても引けを取らないクオリティを誇る。 キャラクターのデザインもよりコミカルなタッチになり、黒の輪郭線でふちどりを施して描かれるようになったことでキャラクターがより視認しやすくなった。表情や各アクションもより細かく描写されるようになっている。 ワールドによって世界観が大きく変化し、それに合わせて背景も細かく変化する。砂漠の国、氷の国などバラエティに富み、「冒険している」感が増大した。もちろん単純に背景が違うだけでなく、砂漠の国では触れると引きずり込まれる流砂がある、氷の国ではツルツル滑る地形やファイアボールで溶かせる氷があるなど、コース構成やフィールド内の仕掛け・トラップもワールドのテーマに沿った作りになっている。 グラフィックの向上により高められたキャラクター性やコミカルな世界観は以降のマリオシリーズのベースとなった。 グレードアップした音楽 おなじみ近藤浩治氏が、全BGMを担当。その曲数は前作とは比べ物にならないほど増え、とくにマップ上のBGMは、ワープゾーンであるワールド9を除き、全て異なっている(*14)。 いずれのBGMも評価が高く、特に軽快な「アスレチック面」や並行和音を多用し、緊張感のある「飛行船」のBGMは後年の作品にもたびたび取り上げられる。 加えて単調ながら氷らしい透明感を感じさせるワールド6(氷の国)のマップBGMも、後作品、果てはテレビ番組(*15)でもアレンジされたり流用されている。 技術的には、本格的にDPCM(*16)が使われ、BGM全般に渡って使用されているティンバレス(*17)や、「地下面BGM」(*18)などでのドラムや「飛行船BGM」のティンパニなど、それまでのファミコンゲームには無い、当時としてはリアルなパーカッションがBGMに花を添えている。 1UPの機会が大幅増加。 本作では、1UPキノコはミスしてももう一度取り直すことが出来る。また、絵合わせやゴールカードでの残機アップも可能(*19)となった。無限増殖もしっぽマリオの登場によって非常にやりやすくなった。 旧作における1UPキノコは、「もう一度取りたくても戻れない」「隠れブロックから出現した場合、その画面が映ってからミスすると、再度出せないことがある」等の特性があり、無限増殖も上級者向けのテクニックとして難易度が高いものだったため、初心者にとっては稼ぎ易さの面で配慮される形となった。 その分、1UPキノコの存在意義や残機獲得のためにコインを稼ぐことの重要性も薄れてしまった点は否めないが、本作ではセーブ機能がないことや、ゲームオーバー後のリカバリ―の手間を考えれば、完全に形骸化したとまでは言えない範疇に収まっている。 賛否両論点 一部のアイテムが活用し難い + アイテムの詳細 スーパースター 一定時間、無敵状態になれるおなじみの星型アイテムだが、本作では無敵時間が約7秒と前作・前々作より劣化(前作までは約12秒)。地形に引っかかるなどして少しもたつくだけでも痛いタイムロスとなり、狙った敵を倒せずじまいになりがち。 ストックアイテムとしてのスーパースターは、マップ上のブロスを倒す用途(ワールド3の水上ポイントでチビマリオで挑む等を除けばほぼ確殺)がある一方、上記の仕様により通常コースには使いにくい。大抵のコースの序盤は、比較的安全なので意味のない事が多く、強制スクロール面や水中面に至っては、最初の敵に出会うより早く無敵効果が切れてしまう局面になりやすい。 但し、この性能を前提としたテクニカルなコースが存在する。 例としてワールド7-3やワールド7-7では、スター効果持続中に特定のハテナブロックを叩くと中身(通常はコイン1枚)がスターに変わる「連続スター」という要素があり、そのうえで無敵の持続を前提としたコース構成となっている。 特に後者は、連続してスターを出現させながらブラックパックンの上を走り抜け、一度でも途切れると実質クリア不可能というコース。道中に土管があるためパタパタの羽でも先に進めないという、上級者向けのマニアックな要素とも言える内容である。 これを理不尽な仕様と取るか、チャレンジングコースと取るかは人によるところだが、一応ダメージを受けての無敵状態を利用する方法はある上、7-7自体クリアしなくても別ルートで先に進めるようにはなっている。使いどころを見極める楽しみがあるとも言える。 他にも、ワールド6の砦-3やワールド8の砦等、スタート直後に被弾しやすいコースであれば、無敵のまま強引に駆け抜けてしまう戦略をとれる。また、ワールド5-1では、スタート直後にいるワンワンを無敵状態で倒すことで、隠しエリアに到達しやすくなる(*20)。 ジュゲムの雲 ワールドマップ上のコースを1つだけスキップ(素通り)できるアイテム。 苦手なコースをスキップできるという点で極めて有用なアイテムである一方、「ミスした際には直前の待機場所に戻される」という仕様を理解せずに使うと、活用できずに無駄にしてしまう可能性が高い。 「直前の待機場所」とは、コースクリア時やマップ上の「土管」による移動時などで更新される地点のことを示す。隠し要素パネル(*21)を除いたミニゲームパネル(*22)は待機場所の更新にならない。つまり、ジュゲムの雲でスキップした直後のコースでミスしてしまうと、スキップ前の地点まで戻されてしまい、ジュゲムの雲を使った事が完全な無駄になってしまう。 このため、「スキップした先に土管がある」「直後のコースをP羽等の強力なアイテムで確実にクリアする」など仕様を理解した使い方を覚えなければならない。 またスキップできるのは、「決定ボタンを押して入るコース」のみ。触れただけで強制突入するマップ上の敵及びパネル(*23)に対しては無効であり、効果だけが消滅して無駄になる。 他にも「未クリアのコース上を通過する際は、どちら向きでも雲を消費する」という点にも注意が必要。例えば、アクションゲームパネルが2つ以上並んでいる所の1つ目を、この雲でスキップして「未クリアのコースパネルに挟まれた状態」になると、もう1つ雲を使用するか、どちらかのコースを自力でクリアするかしない限り、そこから移動できなくなる。この場合はどちらかのコースに入ってミスすれば、上述のとおりスキップ前の待機地点まで戻されるので、脱出すること自体は可能である。…と言うよりも、この手のハマりを防ぐための仕様だと思われるが、当然ながら雲は無駄に消費してしまう。 すなわち、チート級の効果を持つものの、いわば「痒いところに手が届かない微妙な性能」であり、それを「不親切」と取るか「調整の結果」と取るかは、プレイヤーによって変わる可能性がある。 イカリ 使用したワールドにいる間、コクッパの飛行船の逃走を封じることができるアイテム(*24)だが、入手条件が特別な割には効果に有難みがない点を批判される事がある。 そのイカリの入手条件というのが「偶数ワールド(ワールド8を除く)にて、特定条件を満たすことで出現する隠れキノピオの家に入り、宝箱を開けること」のみであり、それ以外に入手する方法がない。その特定条件達成もかなり難しい。 ワールド7までの各ワールド最終コースである飛行船までたどり着けていれば、大抵のルートは通過済みであるはずなので、追いかけて再び挑むのも容易である。そもそも隠れキノピオの家を出現させることが出来ている時点で、それなりの腕前をもつプレイヤーであると言えるため、飛行船で何度もミスして再挑戦をする事態にはなりにくい。逆に、そうなるような初心者プレイヤーの場合、イカリを入手する事そのものが難しい。 もちろん前述のジュゲムの雲で一部のコースを回避してきた場合や、移動に手間がかかるワールド(*25)、コンティニュー後にクリア済みコースが未クリア状態に戻ることを見据えた対策としては有効である。したがって、このアイテム自体に問題がある訳ではない。奇数ワールドにて出現する隠れキノピオの家からもらえる「パタパタの羽」の利便性と比較されることにより、イカリのほうが霞んで見えてしまうという点も大きいだろう。 カエルスーツ(カエルマリオ) 水中に特化したパワーアップ形態ではあるが、水中では食らい判定が独特で且つ大きめな上、ザコ敵への攻撃手段がないので、水中面での攻略が必ずしも楽になるとは限らない。それどころか、ザコ敵への対処法を考慮すると、水中であってもファイアマリオなど他の形態の方が有利な場合もあり、活躍できる場面はさらに限られる。 地上ではジャンプ力が他の変身形態より強化される一方で、普段は屈んだ姿勢であるため移動が蛙跳びになり「ダッシュしてもダッシュメーターが最大まで貯まらない」という大きな制約が掛かる。物を持っている状態のみ背筋を伸ばして立ち上がるため通常のダッシュが可能だが、甲羅の場合は時間経過でノコノコが復活してしまう危険性がある。 しゃがめないので、1ブロック分の低い場所をくぐり抜ける必要がある一部のコースは、カエルマリオでのクリアは不可能となっている。 一応、このスーツを装備していないとほぼ出現させられない隠れキノピオの家が存在する。 また、先述の通りこのスーツで飛行船をクリアすると王様の台詞が専用のものに変化するという遊び要素もあるため、趣味として使う分には面白いアイテムではあるか(*26)。 問題点 セーブができない 上記のような大幅なボリュームアップにより1回のプレイでエンディングまで到達するのは難しい。にもかかわらず、パスワードコンティニューやバッテリーバックアップ機能がないためゲーム進行を保存出来ない。 上述の「笛」はこの点を踏まえて導入された救済措置であり、セーブが出来ないことを含め、この点についてはきちんと説明書で言及されている。 きちんと手順を踏まえて最短ルートを通れば「W1-1・2・3・W1-砦までの4コース+W8(最多11コース)」をクリアするだけでエンディングに到達できる。 特定の変身を強制されるコース、特定の変身ではクリア不可能なコースが一部存在する ワールド6-5とワールド7-砦1は「しっぽマリオ、たぬきマリオ、パタパタの羽根」のいずれかで飛行しなければクリアできない。 変身するためのアイテムはコース中で何度も入手出来るので詰むことはないが、強力かつ希少性の高いスーツ(例えばハンマースーツ)の使用時などに該当コースに入った場合、飛行能力を持つ状態への変身を強制されてしまうので不親切と言える。 ただし、ワールド6-5はワールドの進行ルート上入らずに進むことも出来、別のルートを進めばワールドクリアは可能。またワールド6-5をクリアした先のキノピオの家ではハンマースーツが確実に入手出来るので、ハンマースーツ時にこのコースに入ったとしても、ハンマースーツの所有に関しては損にはならない。 ワールド7-砦1では、強力なたぬきマリオに変身出来る(*27)ので、ハンマーマリオからたぬきマリオに変身したとしても、少なくとも弱体化にはならない。クリア後に開くのは手前のコースからのショートカットなので、ジュゲムの雲でパスして先に進むこともできる。 カエルマリオのままではクリア不可能なコースが一部存在する。 ワールド7-7:このコースには大量のブラックパックンが配置されており、その上を無敵マリオになり続けて突破しなければならない。1ブロック分の隙間しかない箇所が複数あり、カエルマリオではしゃがむこと(ダッシュしゃがみ移動)が出来ないため、もしカエルマリオで挑んだ場合は、ダメージを受けてチビマリオにならなければクリア出来ない。ただ、必須コースではないため、7-8を選べばゲーム進行は出来る。 ワールド6-砦1/ワールド7-砦2:どちらもダッシュしゃがみ移動が必要なコースである。しかも前者の場合は、ワールド6をクリアするには必須のコースとなっている。ここをクリアすることで先に進むためのルートが開通するので、ジュゲムの雲でスキップすることは不可能である。後者の場合は、ジュゲムの雲でスキップすることが可能。 ただそもそもカエルマリオは通常水中で使用するスーツであり、地上コースでカエルマリオを使用するのは縛りプレイの類である。それを個人で楽しむのは自由だが、それを考慮してゲームを作れと言うのは流石に無理筋であろう。 なお、上記のとおりファイアボールで溶かせる氷があるが、ファイアマリオでなければクリア出来ないというコースはない。 ただし、ファイアマリオでないと進入・解禁することが出来ない隠し部屋や隠し要素は存在する。 バグ・不具合 マップ上のブロスに関する不具合 マップ上のブロスは、勝負に負けた場合や他のコースのクリアやミスを繰り返す度にマップ上をランダムで移動するようになっているが、移動方向や停止位置に制限がある(*28)ため、周囲の状況次第では停止できない2点間の往復移動を永久に繰り返しゲーム続行が不可能になってしまうことが稀にある。 ワールド2の一部の地点限定ではあるが、ブロスが留まっている場所によっては、特定条件のもとでマップアイテムのオルゴールを使用した場合に、ある手順を踏むとブロスそのものが消滅してしまい、そのブロスの持つマップアイテムを入手できなくなる、というバグも存在する。 このバグが発生する場合は、前述の「マップ上のブロスは城の上には止まらない」という特性が例外的に除外される。 たぬきマリオの変身に関する不具合 W5-3のクリボーのクツの真上にジャンプして変身してクツの中に入ると、変身前の姿のまま(色は灰色)で無敵状態を維持したまま動き回れるようになるが、コース内の土管に入れなくなる。そうなると、時間切れを待つしかない。地蔵に変身した状態でハンマースーツを取った場合も、同様の現象が確認されている。 地蔵に変身する方法は、「十字キー下+Bボタン押し」であるため、この状態でクツの中に入ることで「地蔵状態が解除されない=十字キー下が押されたまま」と認識されてしまい、同じく「十字キー下押しで上向き土管に入る」という操作が認識されなくなる模様。 各ワールドの城に入った瞬間に地蔵に変身する操作を行うと、そのまま画面が動かなくなりフリーズしてしまう。 5-2,7-3のスタート地点にある坂の上で変身すると地蔵状態のまま坂を滑り降りていき、画面左に接触すると同時に即死してしまう。 一部の敵に対しての踏みつけの判定がやや不安定。 見た目上は明らかにプレイヤー側が上であるにもかかわらず、ダメージを受ける事がある。特にコクッパ相手で起きやすい。 また、画面最上部のキャラクターが見切れるギリギリのラインでは敵を踏みつけられず、こちらがダメージを受ける不都合も存在する。 特定条件で消費できなくなるアイテム 「イカリ」は同じワールドで2個目を使用できず(*29)、ワールド2以降で入手できる「ハンマー」はマップ上に岩が存在しないワールド5・7・8では使用できない。つまり消費することができないため、マップアイテムのストック欄に残り続けて邪魔になる事もある。 プレイヤーによっては、アイテム欄を圧迫しかねない上、他のアイテムを消費していくと順序的に最前列に残ってしまうので、利便性の面で難がある。 その他 タヌキマリオの地蔵踏みつけ攻撃が通用しない敵の基準が不明瞭 しっぽ攻撃で倒せないバーナーやクッキー等も倒せるため、一見しっぽマリオの上位互換のように思えるが、しびれくらげやブラックパックン等の無敵キャラクタはともかく、しっぽ攻撃で倒せるフーフーパックンやプチパックンには通用しない。にもかかわらず、パックンフラワーやファイアパックンなら倒せるため、こういった点も基準が紛らわしい。 特に、土管に住みついているフーフーパックンは移動することがない上、プチパックンのほうはマリオと重なっていると動かない。したがって、そういった状況で地蔵に変身してしまうと、時間経過で変身効果が解けると同時に、タヌキスーツを確実に失ってしまうのでなおさら痛手といえる。 プチパックンに地蔵攻撃が通用しないのは、ワールド6-5の「しっぽ飛行で甲羅を運び、出口につながる土管手前のプチパックンを甲羅投げで倒す」という攻略コンセプトを崩さないためだと思われる。 総評 マリオの3作目に相応しいボリュームを誇る大作。 前二作からは想像もつかないほどの新要素がこれでもかと詰め込まれ(*30)、発売同時期のゲームも考慮すればその質・量共に間違いなく当時のトップレベルと呼んで差し支えない。 横スクロールアクションの原点となった『1』を基礎として遊びの幅をぐっと広げ、更に、より多彩になったキャラクターデザインとコミカルな世界観が付加されたことにより、以降のマリオシリーズのテイストの原点となった。 従来作の良いところを発展させ、以降も引き継がれる「空を飛ぶ」「変身」などのアクション、当時としては最高級のグラフィック、多数のBGM。どれをとっても隙がない。 本作をもって2Dマリオのシステムは完成され、世界観やキャラクター性なども含め、以後、大枠が踏襲されていくようになる。 余談 日本国内で約384万本、全世界で約1,728万本を売り上げており、これはファミコンソフトとしては初代『スーパーマリオブラザーズ』に次いで歴代2位である。 日本国内発売においては、同年ひと足先に発売されたエニックス(現:スクウェア・エニックス)のファミコンソフト『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(ドラクエIII)の売上本数約380万本をも上回る。 1988年のゲームソフト売上本数では販売されている期間がわずか2ヶ月少々だったにもかかわらず『究極ハリキリスタジアム』(6月発売)『キャプテン翼』(4月発売)といった並み居る強豪を抑えてドラクエIIIに次ぐ2位。 ファミマガでの売上ランキングでは発売初週の成績こそドラクエIIIの発売初週に対して半分程度だったが、発売初週から1988年の準最終週まで10週連続でトップを堅持した(参考までにドラクエIIIの連続1位は発売から8週)。 当時にしては珍しく非常に息の長い売れ方をしており最終的にはファミコンソフト売上本数歴代2位だがドラクエIIIを抜いて2位に躍り出たのは発売から5年後の1993年のことで、それまでは長らく3位にいた。また、その影響は他のソフト売上にも大きく影響を及ぼすほどだった。 + 異例なロングラン売上の詳細 ファミマガでの売上ランキングでは上記の10週連続1位だけでなく更に発売から半年経った1989年4月初週から、実に7週連続でランキングのトップを独占した。 これは当時の「発売初週以外からによる連続1位記録」であり、8週目になって『スーパーチャイニーズ2 ドラゴンキッド』(5月26日発売)に僅差で一度トップの座を奪われたものの僅差の2位に踏みとどまり翌週には再びトップに返り咲くと、そのまま3週連続でトップに君臨することとなった。6月最終週に『SDガンダムワールド ガチャポン戦士2 カプセル戦記』(6月25日発売)が爆発的に売れたため、さすがに大差をつけられての2位に終わり、それまでの「新作を押し退けて売上トップ独占状態」は終結した。 しかしながら、1989年4月~6月は12週中の10週もトップを独占し、更にトップを明け渡した2週も2位を堅持。集計時から実に半年以上前に発売された本作が当時の新作ソフトを押し退けてトップに居座るというのは、まさしく「異常」とも言える事態であった(*31)。 このような事態となった要因として1989年初期は在庫切れが相次いだことにあった。3月以前は再出荷される度に爆売れしてトップに出るも(*32)、すぐ売り切れて在庫切れして転落を繰り返し、1位と下位を行ったり来たりしていた。当初の勢いはなくなったもののやっと売れ行きと出荷が安定しだしたのが4月以降だった。 だが、その後もランキング上位をキープし連続こそしなかったものの単発でトップに返り咲いたこともあった。そして発売から1年3ヶ月にもなる1990年1月22日週はポイント自体は低くこの時も1週のみだがトップに返り咲いた。これは当時の「週間売上1位ソフトの発売日が集計日から一番遠い記録」である。トップこそそれが最後だったが更にまる2年が経過した1990年後半期でも話題作のなかった週ではベスト5に入ることはザラで2位に入ったこともあった。このように後々までジワ売れを続け、5年がかりでドラクエIIIの売上本数を抜くという大逆転に結び付けた。 因みに1989年のソフト売上本数では同年に発売された新作ソフトを差し置いて1位。しかも2位の『テトリス』(BPS)にもダブルスコアの大差をつけるほどのダントツだった。 本作は珍しくピーチ姫が冒険の途中でさらわれることになり、ワールド7クリア時のクリアデモでクッパから送られてきた手紙により、そのことが判明する。 ワープを使用してワールド7をクリアしなかった場合、その状況を確認できないため「クッパを倒したらなぜかピーチ姫が囚われていた」という唐突な展開になってしまう。 逆に「ピーチ姫=最初からさらわれているもの」という思い込みから「囚われの身でありながらクッパ城から平気で手紙を送ってきている」などの誤解もあったとか。 もっとも説明書のストーリーを読めばピーチが最初からさらわれていないことはわかるので、ゲーム内容をまったく知らず説明書も手元にもない状態で初プレイした人にしか生じない誤解だが。 本作のみ、ブロックを叩いて出現したキノコやスーパースターが、右ではなく左方向に流れていくことがある。 正確には、ブロックの左半分を叩いた時(あるいは左側から甲羅や白ブロックをぶつけたり、左側からしっぽで叩いたりした時)には右側に、右半分を叩いた時(あるいは右側から甲羅や白ブロックをぶつけたり、右側からしっぽで叩いたりした時)には左側に流れる仕様となっている。 ただし、リフトメットが投げつけた白ブロックがぶつかったことにより出現したアイテムの場合は、ぶつかった白ブロックが左なら左方向に、右なら右方向に出現アイテムがそれぞれ流れる仕様になっており、マリオ(ルイージ)が同じアクションを起こしたときとは逆方向になる。 1作目・2作目のマリオの配色はシャツが青、オーバーオールが赤だったが、本作からシャツが赤、オーバーオールが青に入れ替えられ、今後のシリーズに定着していった。 「スーパー」ではない初代『マリオブラザーズ』の配色に戻ったという見方もできる。 ちなみにゲーム画面ではスプライト制限の都合でシャツが赤、オーバーオールが黒である。(*33)。 後年、Wii UやNewニンテンドー3DSに対応するフィギュア『amiibo』でドットマリオの二つのカラーリングが再現されることになる。1、2のカラーは「クラシックカラー」3以降は「モダンカラー」という呼称がなされている。 マリオの服装の他パッケージに描かれているキャラクターも初代のものをリファインされている。ピーチ姫が美しく描かれていたりクッパの姿形が全く異なっていることに気づいた人も多かったのでは? 本作で初登場した敵キャラの「ワンワン」は、元は『ゼルダの伝説』用に考案されたキャラで、手塚卓志氏の机にあった資料を誰かが発見して『マリオ3』に採用してしまったという経緯がある。 『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』に1か所にだけいるケルビンというモンスターは、その名残だろう。また『ゼルダの伝説 夢をみる島』では正式にワンワンとして登場。クリアに必須の重要キャラとなった。 ちなみに、ゲーム中でワンワンが突進して鎖を伸ばす挙動が繰り返されると、鎖がちぎれて本体がマリオめがけて突っ込んでくるという、地味に気付き難い仕様があったりする 47回目で鎖が点滅し始め、50回目で鎖が切れて放物線状のバウンドをしながらマリオ目掛けて突っ込んでくるという形になるが、何か意図あっての仕様なのか単なるお遊びなのかは不明。 本作発売の時点では「コクッパ7兄弟」という総称はあるものの、各コクッパに個人名はなく「コクッパその1」「その2」などと呼ばれていた。その後、海外版で本作を発売する際、アメリカのスタッフによって初めて個別の名前が付けられた。 「クッパ」の元ネタが韓国料理からきているのに対し、コクッパらが米国圏の人名(元ネタはミュージシャン達)で統一されているのはそのため。その後『スーパーマリオワールド』でこの名前が日本版に逆輸入され、公式設定となった。 当時の関連書籍では、コクッパに「イッパ」「ニッパ」「ザッパ」など、適当な名前が付けられたこともあった。 『スーパーマリオワールド』では7人の総称が「コクッパ7人衆」に変更され、以降はこの名称が主流となる。 本作の時点ではコクッパ達はクッパの子供とされていた(*34)が、後に『スーパーマリオサンシャイン』でクッパの"一人息子"のクッパJr.が登場以来、それ以降は子供設定が曖昧になり、『New スーパーマリオブラザーズ Wii』で復活した際は「コクッパ」ではなく単に「クッパの手下」と呼ばれている。その後、『マリオカート8』以降はクッパ軍団の幹部「クッパ7人衆」と呼ばれているが、やはり「コクッパ」とは呼ばれない。 後に宮本茂が2012年頃にアメリカのゲーム雑誌のインタビューにて「現在の我々のストーリーの中では、7人のコクッパたちはクッパの子供ではない。クッパの唯一の子供はクッパJr」と語っており、設定変更されたものと思われる。 この設定にちなんでか、後の『スマブラfor』ではクッパJr.のカラーバリエーションとしてクッパ7人衆が参戦することとなった。 本作に登場する「しっぽマリオ」および「タヌキマリオ」の尻尾は縞々模様だが、現実のたぬきの尻尾は縞々ではなく先が黒いだけであり、本作のような縞々模様の尻尾はアライグマの特徴である。 北米版ではたぬきが一般的な動物ではない(本来は極東にのみ生息する)ため、それぞれ「Raccoon Mario(=アライグママリオ)」「Tanooki Mario(そのまま音写したタヌーキマリオ)」、そして地蔵マリオは「Statue Mario(=石像マリオ)」と呼ばれている。これにより、奇しくもアライグマに変更したあちらのほうが尻尾の柄が正解という状態になっている。英語圏では珍しい生き物であるタヌキを「Raccoon Dog(意訳するとアライグマのような犬)」と呼び、特にアライグマ等と厳密な区別をしないことも一因と思われる。 しっぽマリオやタヌキマリオはその後のシリーズでも何度か再登場しているが、縞々尻尾の特徴はそのまま継続されている。 日本国内でも「たぬきの尻尾は縞々模様」という誤解がよく広まっており商業作品においても間違ったイラストが散見されるが、その一端はマリオのデザインが一因ではないかとする向きもある。 笛を使った時のメロディ及び、竜巻で飛ばされる効果は『ゼルダの伝説』で笛を使った時のものである。 「ケロンパ」という、まるでカエルのような名前の敵が登場する。これは「4つの火の玉を引き連れて飛んできて、その火の玉をひとつずつ吐き攻撃し、全て吐き尽くしてから一定時間経過すると自爆する」という黒いボール状の敵キャラクター。 このような、外見に似つかわしくない名前や、足場が悪い場所にばかり出てくる鬱陶しさなどもあってかなり知名度の高いキャラになった(*35)。 後の『スーパーマリオ64』でも火を吐く黒いボールが登場しオリジナルでは「クロマメ」(*36)と呼ばれていたがDS版でケロンパと改称している。同時にマリオ作品では「ケロンパ」=「火を吐く黒いボール」が定着した。 元々はすごろくでコースを進める方式であったらしく没データでそれらしき演出が存在する。ちなみに没コースもある。もし、このシステムが実装してたら『マリオパーティ』シリーズの先駆けとなっていたかもしれない 判りやすい例でいえばW2の中盤、W3の終盤、W6の中盤などで、道やコースが何コマか枝分かれしている点や、『マリオブラザーズ』風のミニゲームが存在するのはすごろくの名残らしい。 没コースにはこれまた没になった雑魚キャラの緑パタメット(赤より動きが速い)と黄プクプク(3体編成で蛇行しながら泳いでくる)が配置されている。 わんぱっくコミックとコミックボンボンでは本作のコミカライズ版が連載されていた。 前者は沢田ユキオが描いており、スーパーマリオブラザーズ2終了後、本作のコミカライズ版も連載された。しかし、わんぱっくコミックの休刊に伴い、第02話のラストで「スーパーマリオブラザーズ3終わり たくない」と表記されており、未完結のままで終了している。 後者は本山一城が描いており、モト珍マリオの処女作となる作品。こちらは物語を第03話で完結させた後、第04話と第05話のみ神技攻略のテクニックを紹介するマンガとなっている。単行本も発売されたが、モト珍マリオシリーズの中では唯一、「ボンボンコミックス」ではなく、「ファミリーコンピュータ必勝道場」のレーベルで発売されたため、入手は極めて困難である。ただし本山一城のホームページで本作のボンボン連載版を含めた全183話を収録したDVD-Rが販売されているので、媒体を問わないならば読むことは可能。 敵地へ進むマリオがアニメーションで流れるCMが印象的。途中でしっぽマリオに変身という場面もある。当時は「テクニカルファンタジーゲーム」と題していた。 キャッチコピーは『僕らは、マリオと強くなる』。さりげなく成長するのがプレイヤー自身であることを示唆していた。 + CM ワールド6-砦1にて、スター状態を維持したまま素早く駆け抜けて最後の部屋まで行き、ブンブンに体当たりすると爆発音と共に一撃で倒せ、さらにマジックボールが逆さまのグラフィックで画面中央部に出現するという小ネタがある。 ワールド8の暗闇マップから前のマップへ戻る土管に入り、坂を上って上の段でタイムアップになると暗闇マップが明るくなるという小ネタがある。 コレクション版・アドバンス4版では土管内でタイムアップにならなくなったのでFC版限定。 海外版では以下の変更点がある。 スーパーマリオの上のパワーアップ形態でダメージを受けてもチビマリオにならず、一段階パワーダウンするだけ(スーパーマリオに戻る)となっている。 W3-9、W5-1等不都合のあった一部コースの地形変更。 エンディング終了時の「THE END」の文字が表示された後にスタートボタンを押すとタイトル画面に戻る。 この状態でゲームをスタートするとパタパタの羽根を28個所持した状態でW1から始まる。 また、エンディングでの最後のメッセージ(日本版にあたる「きのこのせかいに~」の部分)がジョークで締められるものになっている。 その後の展開 スーパーマリオシリーズ次回作『スーパーマリオワールド』はスーパーファミコンで発売され、スーパーファミコンのローンチタイトルとなった。 パッケージに「SUPER MARIO BROS. 4」のサブタイトルが記述されている。 2011年発売の『スーパーマリオ 3Dランド』に「スーパーこのは」が登場。タヌキマリオに変身するようになっており、条件を満たすと地蔵マリオにも変身できる。 他にも、『アドバンス4』のようにブーメランを投げる事ができるようになる新形態「ブーメランマリオ」が追加された他、コースBGMに本作のアレンジ曲が流れたり、ロゴにしっぽのシルエットが付くなど、本作のオマージュが随所にちりばめられている。 2012年発売の『New スーパーマリオブラザーズ 2』にはコースの一部分が本作を踏襲していたり、本作の性能を引き継いだ「しっぽマリオ」やPメーターの復活、そしてコクッパたちも登場している。 2018年9月19日にNintendo Switchで配信された『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』に収録されている。ちなみに『2』よりも先に配信された。 2021年7月28日には、様々な変身アイテムを所持しワールド8からスタートする『スーパーマリオブラザーズ3 マリオ八変化バージョン』という特別版が配信された。 スーパーマリオコレクション 初期の他3作品を含むスーパーファミコン用のオムニバスソフト『スーパーマリオコレクション』の収録作としてリメイクされた。 グラフィックの向上やセーブ機能が追加され、『3』については上記の海外版をベースにいくつかの変更点がある。 詳細は当該項目を参照。 スーパーマリオアドバンス4 【すーぱーまりおあどばんすふぉー】 ジャンル アクション 対応機種 ゲームボーイアドバンス 発売日 2003年7月11日 定価 4,800円(税別) プレイ人数 【GBA】1~4人【WiiU】1人 セーブデータ 3個(フラッシュメモリ) レーティング CERO 全年齢対象 周辺機器 GBA専用通信ケーブル・カードeリーダー+対応 配信 バーチャルコンソール【WiiU】2015年12月29日/702円(税8%込) 備考 GBA版は対応カードe+2枚同梱WiiU版はカードe+の追加コースも全て収録 判定 良作 ポイント セーブや中断が可能になり遊びやすくなったカードe+必須の追加要素の仕様は不評 マリオシリーズ・関連作品リンク 概要(A4) マリオアドバンスシリーズ最終作。『スーパーマリオコレクション』収録版の『3』をベースにした移植作品。 他のアドバンスシリーズ同様にマリオのボイス等が加えられている他、アレンジされた『マリオブラザーズ』も同時収録。 また、バグの修正やバランス調整なども行われている。 『マリオブラザーズ』に関しては『スーパーマリオアドバンス』と同様のため、そちらを参照。 変更点・評価点(A4) 従来にはなかったオープニングの追加。 内容は、突然魔法の杖を奪われ姿を変えられた王様を助けるべく、キノピオからの手紙を見たマリオとルイージがピーチ姫に見送られて旅立つというもので、オリジナル版の説明書のあらすじを再現した寸劇となっている。 全てのコースをクリアすると、マップ上のボーナスステージも含めて全コースを自由にプレイできるようになる。 また隠しキノピオの家を出現させられるコースでは、出現ノルマを表示させるブロックが追加される。 マップ用アイテムが所持分の全てを表示するようになった。 また、所持限界も28個から36個と増加している。 スターで敵を倒していったとき、『ワールド』のように、徐々に加点して8匹目から1UPするシステムが追加されている。 クッパの下半身に当たり判定がないバグが修正された(*37)。 しゃがんでクッパを待ち構えてやりすごす戦法が取れなくなったため、クッパ戦の難易度は上昇している。 原作や『コレクション』では、チビマリオ時にパワーアップアイテムを取った場合はスーパーマリオへのパワーアップ効果しか得られなかったが、本作では『ワールド』のようにチビマリオからでも即座に取得したアイテムのパワーアップ効果が現れる。 自分のプレイを残せる機能が追加された(最大2コース分まで)。 ただしキー入力を完全に保存しているわけではないらしく、武器を使用できる状態でRボタンとBボタンを併用する操作をした場合、そのムービーは武器使用が反映されない。そのため、武器で敵を倒してそこを通った際に敵にぶつかるなどでダメージを受けてしまうと、正常なリプレイデータが作成できなくなってしまう。 2人プレイ時の補助要素 残機の受け渡しが可能になったため、上手なプレイヤーと組めば、初心者でも先に進む助けになる。 一方がゲームオーバーになった場合も受け渡しができるため、すぐに戦線復帰ができる。 画面解像度の都合上、画面レイアウトの構成が異なる。 アクション画面時はゴール時に取得するパネル(旧称 カード)は表示されない。 1-1の最初のファイアパックンがパックンフラワーに変更、最初の大穴も小さくなるなど、全体的にコースの難易度が低下している。 ワールド6のキノピオの家2軒目に西側から入るように変更された。 旧版では南側のステージ5をクリアしないと入れないため、北側のステージ6が無視されがちであった。 『ワールド』のように、アイテムを持ったままの状態で画面が切り替わる土管に入っても持ち物が失われなくなった。 一部コースでの無限1UPが容易になる他、持ったままでゴールすればコインになるので隠し要素のノルマ達成がしやすくなっている。 絵合わせを連続で当てると「木の葉」「3の文字」が追加され、マップ上のマークも変化する。3回連続で当てると、4回目は必ず絵柄を揃えられるボーナスが受けられる。 Pスイッチで変化するレンガブロックとコインが、ちゃんとアクションするようになった。 また、アイテムの入っているレンガブロックはコインに変化しなくなった(*38)。 コース内のボーナスステージに新規のBGMが追加された。 残り人数上限が「999」に増加。 笛を使用して直接ワールド8にワープした場合でも、クッパからの手紙が届く演出が発生するようになった。 これにより旅の道中でピーチ姫がさらわれたことがわかりやすくなった。 追加要素 「カードe+」との連動が行われ、本作専用のe+カードを別売りの「カードeリーダー+」で読み込ませることで、原作に無かったオリジナルコースやアイテムを追加できる。主に過去作の要素が取り入れられているため、『1』『2』『USA』『ワールド』『ヨッシー』の要素も混ざったマリオオールスター的な内容となっている。 データ選択画面では通常のコースである3つのデータとは完全に独立した「コースカード」枠となっており、これを選ぶと連動専用の「ワールドe+」でプレイすることになる。 カードの種類は、新たなコースを遊べる「コースカード」、アイテムや残機追加でゲームプレイを補助する「おたすけカード」、上級者のリプレイが見られる「おてほんカード」の3種類。 カード限定のパワーアップアイテムとして『ワールド』から「マント羽根」、本作限定の「ブーメラン」も登場。これらは保管アイテムとしても登場し、通常のコースで使うこともできる。マント羽根はマントマリオに変身。操作は『ワールド』に準じているが、しっぽとは違いマントではブロックを壊せないという違いがある。ブーメランはブーメランブロスのように投げられるアイテムとして登場(変身ではなくアイテムであり、きちんとキャッチしなかったり、コースクリアで無くなる)。青いブーメランを所持しているブーメランブロスを倒すと落とす。おたすけカードで出す以外はクリボーのくつのような特定コース限定アイテムとなる。 オリジナルコースでは他作品の敵や仕掛けも多く登場。中には初代マリオのコースを再現したものもある。(コース内容はニコニコなどを参照。) ハンマーか地蔵アタックでのみ壊せるブロックなど、全く新しいギミックも存在する。 「アドバンスコイン(Aコイン)」や「e+コイン」といった、収集要素が各コースに隠されている。 新規コースのほかにも、初代『スーパーマリオブラザーズ』のコースを再現した「クラシックシリーズ」もある。BGMなどは『スーパーマリオコレクション』収録のものがベースとなっている。 ソフトにはそのうち「クラシックコースW1-1」のカードe+が同梱されている。ここに登場するノコノコは一見すると『3』のものと変わらないが踏みつけ時の処理が異なっており、階段を利用した無限1UPが出来るというギミックがある。 クラシックコースには初代のようなゴールポールがあるが、掴んでも旗が上がってスコア獲得や1UPするのみでクリアにならず、奥に通常の『3』形式のゴールがある。また、W1-2のワープゾーンの土管の中や、W1-4の偽クッパ(原作通り正体はクリボー)の斧を取った奥は、原作と違い宝箱の部屋に繋がるようアレンジされている。 「おたすけカード」の中にはシステムに変更を加えるスイッチカードもあり、「Pメーター短縮」「マップ上にUSAの野菜が出現」「ファイアボールで敵がコイン化」「ルイージの性能変化」などといった一味違ったプレイも楽しめる。 特に変化が大きいのは「敵パワーアップ」カードによる手応え充分のハードモード。 ファミコン版や『ワールド』同様、パワーアップ中にダメージを受けると強制的にチビマリオに戻る。 得点が2倍になる代わりに敵が強化される。例えば3回踏めば倒せるボスがラスボスと同じように6回踏まないと倒せないようになる。 コース中のクリボーがトゲゾーに、ノコノコがメットに、パックンフラワーがファイアパックンに変化する。 これらの変化は追加コースにも作用する。一部コースの難易度は激増する(*39)が、全てのコースでチビマリオスタートでも特殊コインはコンプリートできるように作られている。 問題点(A4) 全コースクリア後は、キノピオの家にあるアイテムを好きなだけ入手できるようになるが、マップ上のハンマーで壊せる岩は除去されたままとなる。従って岩の数を超えるハンマーを入手してしまうと、壊せる岩が無くなりアイテム欄から除去できなくなってしまう。 一応カードe+があれば、アイテム欄を満タンにした状態でおたすけカードのアイテムを入手することで、欄の先頭にあるハンマーを置き換えて消すことが可能ではある。 マップをうろついているブロスは、配置されている場所毎に何のアイテムを持っているかが予め決められているが、実際に倒さないとアイテムの種類は確認できない。完全クリア後にブロスが復活した後もマップ上で事前にブロスの所持アイテムを確認することは不可なので、ハンマーを所持したブロスがいるワールドでは、意識してブロスを避けないとハンマーを無駄に入手してしまうことになりがち。 必要数以上のハンマーを入手してしまったら、セーブせずにリセットしよう。 砦や城をクリアしないとセーブができない。一応中断データを作ることができるが、一度読み込むと消えてしまう。 完全クリア後は自由にセーブが可能になる。 オリジナルと同様にワールド1の砦を笛をとってクリアした場合はショートカットルートが開通しないが、クリア後にブンブンを倒してクリアしても開通しない。 そのため、クリア後の利便性を考えるなら初回は笛をとらずにクリアする必要がある。 『アドバンス2』と異なり、通常コースでマリオとルイージを任意で切り替えるシステムは搭載されていない。コースクリア・死亡・脱出する度に交代するというシステム(SFC本体に一個だけコントローラが刺さっている状態で『ワールド』とマリコレの『3』の2Pプレイを遊ぶ感覚に近い)。 カードeリーダー+で後述の性能を変化させた「滑りやすくて少し遅いが、ジャンプが高いルイージ」だけを使いたいという場合は、マリオを死なせっぱなしにするなどの対策を取る必要がある。 一応マリオの残機を0にしてもゲームは続行できるのだが、再開時にマリオ単体でプレイすることが不可能になる上に、コースから出るたびに毎回ルイージの残機表示がされるためテンポも悪くなる。 一方、後述のカードeリーダー+専用のコースカード時に限ってはマリオとルイージを任意で切り替え可能。何故このシステムを通常コースにも搭載しなかったのだろうか…。 なお、2人プレイの仕様変更に伴い、本編中の『マリオブラザーズ』風対戦ゲームは廃止されている。 『マリオブラザーズ』要素については同梱の別モードでプレイしろということなのだろうが、これにより本作では『3』独自のバトルゲームのルールでは遊べなくなっている。 スーパーマリオアドバンスシリーズ恒例の追加要素は別売の「カードeリーダー+」と対応した「カードe+」頼みであり、環境を用意出来ない人にはろくに遊べない内容となってしまっている。 解説すると、このカードeリーダー+を使うには「カードeリーダー+」そのものと「GBA用通信ケーブル」、そしてリーダーを起動する為の「二台目のGBA本体(GBプレーヤーでもOK)」が必要となる。そのため、これらが使えない場合は、単純にアレンジされたマリオ3の部分しか遊ぶことができないため、ボリュームが薄く感じられてしまう。 「ルイージの性能変化」は『マリオアドバンス2』では標準の追加要素だったので、今作でカードe+限定の効果にした措置には疑問の声も。デフォルトでもそれらしき挙動(*40)が残っているにもかかわらずマリオと同様のジャンプなので、『USA(アドバンス1)』『アドバンス2』をやったことがあるプレイヤーだと不自然に感じる人も多い。 ルイージの性能変化については、何故かカードe追加コースでは(ルイージカード不要で)常に適用されている。わざわざこの要素をカードとして分けた意味はあるのだろうか。 マリオアドバンスシリーズで最もボリュームのある追加要素であり、本作最大の目玉とも言える。だが、通信の環境を整えるハードルの高さもあって、あまり普及せず、別売りのカードは残念ながら2シリーズしか発売されなかった。現在では入手困難な上、さらに貴重な雑誌付録のプロモカードや店頭配信限定コースも存在する。 追加コースは合計38コース存在するが、カートリッジに保存できるのは33コース(*41)まで。 コースパネル右隣の城では今まで集めたe+コインを見られ、また1階(1F)の表記があり2階以降にもフロアがあるような表現だが実際にはそのような事は無い。カードe+のシリーズ展開が続けば開放されたのだろうか。 カードe+のシリーズとしては末期に発売されたので出荷数も少なく、遊びたくても手に入らないというケースも多かった。特に第2弾については定価の数十倍の値段が付いたこともある。 第2弾については発売されたのも日本国内のみであり、海外ユーザーは第2弾の追加要素やコースが遊べないということになってしまった。さらに北米・豪州以外はカードe+リーダー自体が発売されていないため、欧州発売版などでは最初から追加要素に関わる機能がカットされている。 Wii U VC版の変更点(A4) 2015年12月29日にWii Uで配信されたバーチャルコンソール版では、「カードeリーダー+」のコースを限定コースも含めた38コース全てをカードなしで解禁することが可能になっている。 GBA版では最大33コース分しか保存できなかったが、こちらは38コースを全て選択可能。 ただし、ゲームバランスやインターフェイスとの兼ね合いか「おたすけカード」と「おてほんカード」は未収録。 このため、ファイアでコイン、Pメーター短縮、ハードモードなどのスイッチ切り替えによる新要素は遊ぶことが出来ない。 コース上の野菜やルイージの性能変化については追加コースでのみデフォルトで適用されているので(GBA版と同様の仕様)、こちらは一応遊ぶことができる(オリジナル版のコースでは無理だが)。 新アイテムをストックする手段もなくなったため、ブーメランは完全に特定コース限定となってしまった。一応、マントマリオは出現コースで取れば別のコースへ持ち越せる。 また、余分なハンマーを消す最終手段も使えない。ハンマーの個数管理はGBA版よりご慎重に。 総評(A4) バグが修正された他、セーブや中断も可能なためオリジナル版と比して遊び易さが目に見えて向上した。 追加要素のボリュームはシリーズ屈指であり、別売の「カードeリーダー+」と対応した「カードe+」が無いと一切遊ぶことができないのは難点ではあるが、Wii Uのバーチャルコンソール版では難点のカードe+関連も不完全とは言え改善されている。現在はニンテンドーeショップのサービスは終了しているので、今から本作を追加要素込みで遊びたいのであればOnline版をプレイするのが良いだろう。 余談(A4) + 解析情報 ワールドe+の城は前述のように実際のゲームでは1Fしか開放されないのだが、内部データでは3Fまで存在していたことが確認されている。 さらに、実際のゲームでは見られない没要素として「穴に落ちても一度だけ羽つきリフトで自動復帰」「画面上部に『ワールド』のようなアイテムボックス出現」「マリオを自動追尾してくるキラー」等、カードになっていない様々な要素も眠っていたことが判明している。これを考えるともしかしたら第3弾以降のカードe+の展開も想定されていたのかもしれない。 2023年2月9日に配信開始の『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』にて、本作が初期配信タイトルの一つとして収録。これにより、『マリオ3』の全バージョン(FC、SFC、GBA)がSwitch Onlineに揃い踏みすることとなった。 WiiUのVC版同様に「カードeリーダー+」の全てのコースが収録されている。 ローカル通信及びオンライン通信にも対応し、『マリオブラザーズ』での協力や対戦も楽しむことが可能。 ただし、本作に限らずGBAの作品を遊ぶには「Nintendo Switch Online + 追加パック」への加入が必要な点には注意が必要。
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スーパーマリオブラザーズデラックス とは、【ゲームボーイカラー】用のゲーム。 概要 ゲームシステム キャラクター ゲームモード 関連作品 移植・リメイク リンク コメント 概要 スーパーマリオブラザーズデラックス 他言語 Super Mario Bros. Deluxe (英語) ハード 【ゲームボーイカラー】専用 メディア 【ニンテンドウパワー】書き換え専用 (日本)ロムカセット (北米) ジャンル アクション 発売元 任天堂 開発元 任天堂 プレイ人数 1~2人 発売日 2000/03/01 (日本)1999/04/30 (北米) 値段 GBC 1,000円3DS 非売品 レーティング CERO A(全年齢対象) 対応機能 通信ケーブルポケットプリンタ シリーズ マリオシリーズ 移植・リメイク 3DS 【バーチャルコンソール】 【ゲームボーイカラー】専用タイトルとしてリメイクされた【スーパーマリオブラザーズ】。 当時のドット絵はそのままにセーブ機能を搭載。オリジナルモード以外にもスコアを競う「CHALLENGE」、他プレイヤーと競争する「VS GAME」が追加された。 これ以外にも特定の条件を満たすと絵が追加される「アルバム」などの多彩なモードが収録されている。 再現度は高いものの【ファミリーコンピュータ】でテレビに出力されるドット絵を使用しているため、ゲームボーイの160×144ドットモニターでは1画面で表示しきれず、上下や横が1画面に収まらないという大きな違いがある。 北米などでは1999/04/30に発売。そちらでは店頭で普通のゲームボーイカラー専用ソフトとして発売された。 日本ではニンテンドウパワー限定タイトルのため、日本の店頭に並んでいるものは全て輸入品である。 ※ストーリーなどは【スーパーマリオブラザーズ】を参照。 ゲームシステム 原作と違う点 初期人数が5人に増えた。 セーブが可能。【スーパーマリオコレクション】とは異なりコース単位でのセーブ・ロードを行える。 セレクトボタンでルイージに交代できる。 概要の通りに画面が狭い。 ループ面で正否に応じて効果音が鳴る。 バグ技が殆ど消滅。 連続でノコノコを踏む際の挙動がやや変わっており、端っこで甲羅にして下段から垂直にジャンプすると簡単に行える。 ジュゲムが投げた時やジャンプ台使用時などに効果音が追加。 新モードが多数ある。クリアするとスーパーマリオブラザーズ2を模したモードでも遊べる。 キャラクター ※特に変化のないキャラクターは【スーパーマリオブラザーズ】の記事を参照。 【ルイージ】今回はいつでもルイージを選べる。色がちょっと変わった。 【キノピオ】【ピーチ】救出時に動くようになった。 【ヨッシー】CHALLENGEで登場。タマゴを見つけてゴールすると孵化する。 【テレサ】条件を満たすと出現するテレサレースモードで登場。CPUの操作キャラ。勝利すると緑・赤・黒といった上位の色へと強化されていく。 ゲームモード ORIGINAL 1985原作を遊ぶモード。一度クリアすると裏面(1★1などの表記)が選択可能になる。 CHALLENGEORIGINAL 1985でクリアした事があるコースを選んでハイスコアを競うモード。コースには赤コインやヨッシーのたまごが隠されている。 VS GAME2人で通信ケーブルで繋いで対戦するモード。バーチャルコンソール版ではプレイ不可。 SUPER MARIO BROS. FOR SUPER PLAYERS【スーパーマリオブラザーズ2】のコースで遊べるおまけモード。最初は選べない。ただし、8-4までしか収録されていない、風が無い、特定の敵を踏んでも大ジャンプしない、ルイージの性能は変わっていない等、原作と異なる部分も多い。 + 解析情報 内部データでは9-1以降のデータも断片的ながら存在する。 何故9-1以降を没にしたのかは謎。 テレサレース(仮)テレサとレースするモード。最初は選べない。 RECORDSORIGINAL1985のハイスコアランキング・CHALLENGEのスコアを確認できる。 ALBUM特定の条件を満たすとイラストが収録される。ポケットプリンタでプリント可能。 TOY BOXカレンダーや占いなどが収録されている。ゲームを進めると遊べるものが増える。 関連作品 【スーパーマリオブラザーズ】 【スーパーマリオブラザーズ2】 【スーパーマリオブラザーズ スペシャル】?…ハドソンがPC向けに発売した方はこっち 移植・リメイク 【バーチャルコンソール】日本国内においては、2014/01/14に『ニンテンドーネットワークID 登録♥感謝キャンペーン』の特典として【ニンテンドー3DS】向けに配信。「おみくじ」で引ける文章の内、通信関連の物が別の文章に置き換わっている。通常配信(有料)の予定はあったらしいのだが、結局配信は行われなかった。日本国外版では通常配信されている。 リンク 公式ホームページ コメント 名前 全てのコメントを見る?
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【作品名】New スーパーマリオブラザーズ Wii 【ジャンル】ゲーム 【先鋒】巨大クッパ 【次鋒】きいろキノピオ 【中堅】あおキノピオ 【副将】ルイージ 【大将】マリオ 【名前】巨大クッパ 【属性】亀 【大きさ】20m程 【攻撃力】体当たりで、次鋒~大将のヒップドロップ(スーパー時)をくらっても無傷な厚さ5m程の壁を粉砕する 炎:射程50m程、弾速は砲弾並み、何度でも吐ける 次鋒~大将のヒップドロップ(スーパー時)をくらっても無傷な厚さ2m程の壁を粉砕する威力 【防御力】次鋒~大将のヒップドロップ(スーパー時)をくらっても無傷 アイスボールも効かない 溶岩の中に浸かっても平気 【素早さ】次鋒~大将が足元を砲弾の倍の速度で駆け抜けて行くのに反応して、砲弾が3m程を移動する間に振り向ける反応速度 砲弾並みの移動速度 20m程のジャンプができる 【次鋒~大将の共通設定】 【大きさ】成人男性並み 【属性】男性 【攻撃力】踏みつけて大砲の弾を叩き落せる ヒップドロップ(通常時):いくら踏みつけても壊せない2m程の甲羅を粉砕する ヒップドロップ(スーパー時):通常ヒップドロップで破壊できないレンガブロックを直径3m厚さ20mで粉砕する威力 アイスボール:当たった敵を瞬時に凍結させる、凍結させた最大の敵は高さ10mほどのサボテン 溶岩並みの温度の炎を纏っている敵と相殺する冷気 砲弾の倍の弾速、射程7m程で何度でも投げられる スーパースター:触れたり、触れられたりしただけで、ヒップドロップ(スーパー時)を何度くらっても無傷な敵を倒せる 効果時間は300m程を移動する間 【防御力】30mぐらいの高さから飛び降りて平気 ヒップドロップ(スーパー時)を何回食らおうと無傷 水中でも無呼吸で活動可能、アイスボールが当たっても平気 【素早さ】砲弾の倍の速度で走れる、4m程ジャンプできる 砲弾が3m先から発射されたのを見てから回避可能 【備考】アイスフラワーとスーパースターを取った状態で参戦 参戦 vol.117 61
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大合奏!バンドブラザーズP 【だいがっそうばんどぶらざーずぴー】 ジャンル 音楽ソフト 対応機種 ニンテンドー3DS 発売元 任天堂 開発元 インテリジェントシステムズ 発売日 2013年11月14日 定価 4,800円 プレイ人数 1人 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント 音楽ツールとして正当進化機能・モードの充実によりゲームとしても進歩後期のオンラインプレイに問題点多数 大合奏!バンドブラザーズシリーズ初代 / DX / P 概要 前作からの変更 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 『大合奏!バンドブラザーズ』シリーズの最新作。 前作は名前の元ネタであるスマブラシリーズに準じて『DX』が付けられていたが、本作は『P』が付けられている。 + 『P』とは? ニコニコ動画では、VOCALOID楽曲投稿者の名前を視聴者が命名する文化があり、「初音ミク等に楽曲を提供してバーチャルアイドル界を盛り上げている者」という点から、同時期に流行していたアイドルマスターシリーズの設定を流用し、〇〇P(プロデューサー)と名付けるのが主流だった。本作のPはそれを真似たものである。 なお、『バンブラP』と命名された投稿者は本作発表時点で既に存在しており、投稿者のバンブラPは本作発表に合わせ名前を変更した。 以下、オンラインで可能な要素・機能は、2020年5月1日を以て全てサービス終了している。 前作からの変更 アバター『アーチスト』の導入 顔写真の使用、ぼうしやマスク、コスチュームの着せ替え、イチオシ曲リストの設定も可能。 設定したアーチストは、後述のオンラインプレイで公開される。 VOCALOIDの導入 当時ニコニコ動画で大ヒットを博していた合成音声ソフト『VOCALOID』を楽曲に設定できるようになった。 VOCALOIDは、開発会社であるヤマハ株式会社のものを実際に使用している。 前述のアーチストにはプレイヤーの声を設定可能で、プレイヤー自身がVOCALOIDになれる。 後に『蒼姫ラピス』『神威がくぽ』『MAYU』など各社発売のVOCALOIDが『生声アーチスト』として購入可能になった。 初期収録楽曲は著名アーティストによる書き下ろし ニコニコ動画にゆかりのあるアーティストが中心となっている。 + 初期収録楽曲 小室哲哉『First Season』 ヒャダイン『STARLIGHT』 ゴールデンボンバー『101回目の呪い』 八王子P『弱虫ロケット』 配信楽曲関連 前作の楽曲を移植することで、楽曲数は発売時点で4000曲以上を実現。最終的に10000近い楽曲数となった。 前作の移植楽曲は、歌詞つきであれば公式によってVOCALOIDを設定されている。 前作ではJASRACに登録されている曲のみが投稿可能であったが、今作ではそれに加えJRC・e-License及び公式が作成している任天堂楽曲リストに登録されている曲も投稿できるように。後に『東方Projectシリーズ』の楽曲も一部投稿可能になった。 一方で、洋楽については今作では投稿できなかった。 前作に有ったランキングなどの拡充に加え、紅白歌合戦や楽曲公募受賞曲などの特集が組まれるように。 自分の欲しい曲が投稿されていない場合『リクエスト』がゲーム内で出来るように。リクエストしていた曲が投稿されると通知される。またリクエストが多い順に楽曲をまとめた『リクエストランキング』もあり、投稿者が楽曲を投稿する際に参考にできるほか、上位の曲を公式が投稿することもあった。 またユーザー自身のオリジナル曲も投稿できるように。 プレミアム審査の追加 一部の楽曲を投稿する際、後述のトマトを1個支払い『プレミアム審査チケット』を買うことで、優先して審査してもらえる上に不採用となった際はミスのある箇所を教えてもらえる。 演奏方法の変化 初心者向けの奏法として『スライド』が追加。タッチペンをスライドさせながら、上から流れてくる音符を下画面のバーでキャッチすることで演奏する。 前作からあった『ギター』はストロークする弦を指定されるようになった。 『ドラム』はパネルによるタッチ操作で、体感的にドラムを演奏できるようになった。前作までのボタン操作も可能。 遊べる動画 プレイ譜面の背景に楽曲のPVやゲーム映像が差し込まれ、現実のカラオケのように動画を見ながら演奏できる。 また原曲を鑑賞することも可能。 各難易度ごとに全てのパートで80点以上を獲得するとご褒美画像を獲得できる。その曲にちなんだイラストが用意されているものもあれば、簡単な賞賛の文章しか書いていない完全にオマケ程度のものもある。 弾き語り ストリートミュージシャンさながらギター演奏をしつつカラオケができる、おまけ機能。 楽器はクラシックギターで固定。なお、スコアは算出されない。 ラジオの進化 ニンテンドーDSiウェア『フォトスタンド付き バンブラDXラジオ』を機能拡張したようなインターネットラジオとなった。(オフラインでは、初期収録楽曲のみ流れる。) 前作のラジオであった、ダウンロード楽曲をアレンジして視聴する機能は『プレイヤー』で可能。プレイリストも作成できる。 前作はラジオブースに入らないと楽曲が聴けなかったが、本作ではメニュー内でラジオが流れ続けており、よりラジオを聴いている雰囲気を味わえる。 前作同様ラジオブースに入ることも可能。 放送中の楽曲が気になった時は、画面端のレコードをタッチすることでそのまま楽曲ショップへ移動可能。 楽曲のジャンルに合わせた様々なラジオ番組が放送されており、中でもニッポン放送とのコラボにより実現した『オールナイト スッポン 』は、ももいろクローバーZ、Wake Up,Girls!等がパーソナリティを務め、コンシューマーゲームとは思えない程本格的なラジオ番組となっている。ユーザーがお便りを送ることもでき、実際にラジオ内で取り上げられることも。 本番組のパーソナリティの一人『彩崎ゆう』は、「スッポン放送主催の新人声優オーディションでグランプリを獲得した声優」という設定の本作オリジナルキャラクター。ビジュアルこそVOCALOIDのようだが、声はVOCALOIDではなく人声で、『CV 彩崎ゆう』である。 ほぼ日刊バンブラ通信 いつの間に通信によってほぼ毎日お知らせが届く。開発スタッフの日記のようなものから各種イベントの告知まで内容は様々で、内容に応じたオススメ曲の紹介が末尾に付属していることが多い。 オンラインプレイ 前作までは複数人プレイはローカル通信でしかできなかったが、本作よりインターネット通信によるオンラインプレイが可能になった。フレンドと遊ぶ『フレンド合奏』はもちろん、ランダムでマッチングしたプレイヤーと遊ぶ『フリー合奏』も可能。 一緒に遊んだプレーヤーを『スカウト』することが可能。そのアーチストを歌わせたり、イチオシ曲リストを確認したりできる。自分の設定したイチオシ曲が沢山DLされると後述のトマトが貰える。 ゲーム内通貨『トマト』 本作では楽曲のダウンロードに『トマト』が必要となった。 1曲につきトマトが1個必要。トマトは1個60円。複数個購入による割引もあり、70個まとめて購入すると1個42円程度になる。 トマトは楽曲だけでなく『生声アーチスト』や『遊べる動画』、『ラジオのバックナンバー』などの購入でも使用する。こちらは3~15個必要。 資金決済法(*1)回避の為か、トマトには購入月から4ヶ月後末までの有効期限が設けられており、それを超えると腐って使用不可となる。 製品版にはトマト100個が無料で入手できるダウンロードコードが付属していた。 ファン アップデートにより追加された、一人用モードでの要素。 80点以上を取るとファンが増える。増えるファンの人数は難易度によって変わり、ファンの人数によってアーチストの着せ替えが解禁される。目指すファンは100万人。 評価点 前作を遥かに超える作曲機能で、作成楽曲の幅が広がった。 3DSへハードが進化したことによる音質向上。 1曲のパート数が8パートから10パートに増加。 楽器数は58種類から72種類に増加。 1曲の小節数について、前作では拍子に関係なく120小節であったが、今作では4/4拍子では150小節、3/4拍子では200小節となった。 コードが2パートで使用可能になり、入力できるコードの幅も広がった。 曲中での音色の変更や、一音ごとの強弱の設定が可能に。 調号、テンポ、音域、音量の変更可能回数の増加。 VOCALOIDによる歌声の追加。 作成可能な曲数は100曲から500曲に。 オリジナル楽曲の投稿が可能になった 投稿されたオリジナル楽曲はYouTubeの公式チャンネルに投稿され、誰でも聴くことが出来る。前作は既存曲の再現しか投稿できなかったため、楽曲制作者にとっては大きい要素。 また定期的に『秋の収穫祭!~ハロウィンソング~』『真夏のGO!GO!サマーチューン』等のテーマを設けた楽曲公募も開催されており、受賞曲は配信された。楽曲公募で受賞したプレイヤーは、プロミュージシャンを名乗っても良い…かもしれない。 『ヨーロッパ企画ラジオBGM募集』など外部コラボの公募も行われた。 『架空のRPGのBGM』では受賞者全員に特典CDが配布された。各人によって付属のブックレット内記載のストーリーが異なるという力の入れっぷり。 楽曲配信の充実 配信可能楽曲の幅が広がったことにより、前作に比べ特にボーカロイド曲・ゲーム曲が大幅に増加した。東方Projectの楽曲が配信可能になった際は話題を呼び、新規プレイヤーの参入にもつながった。 楽曲公募が行われるようになったことで、バンブラオリジナルの楽曲も配信されるように。 リクエスト機能の実装により、自分の欲しい曲を手に入れるチャンスが広がった他、自分の欲しい曲が配信された時に見逃さなくなった。 VOCALOIDが実装されたことで前作では難しかったセリフパートの再現も可能になり、作成できる曲の幅も広がった。楽曲公募ではほぼセリフのみの曲が最優秀賞を受賞したことも。 著作権の都合上、前作は楽曲ダウンロードは100曲に制限され、拡張することもできなかったが、本作はSDカードの空き容量さえあれば最大3000曲までダウンロードできるようになった。沢山の楽曲をDLするために複数本のソフトを管理する必要が無くなり、前作に比べると気軽に楽曲のDLが出来るようになった。 1曲当たりのDLにかかる料金も他の音楽ゲームに比べて圧倒的に安い。 トマトには最長5か月の使用期限こそ付いているものの、オンラインプレイ・日刊通信・ショップの進化により、新たな曲に出会える機会が多くなったため、使いきれない事態に陥ることはあまりない。 演奏方法の追加 スライドが追加されたことにより、リズムが難解な譜面やノーツが多い譜面でも初心者にとって遊びやすくなった。 ドラムではタッチ操作が追加されたことにより、難しい譜面でも高得点が狙えるようになった。 オンラインで大合奏 前作まで、ローカルプレイによる8人演奏は、その場で8人揃わなければ実現できなかったが、本作からはオンラインで10人マッチングすれば10パート楽曲を演奏できるようになり、手軽に大合奏を楽しめるようになった。 演奏中はショートメッセージを送信することが出来る。また上手いプレイをしていたり演奏が上手くいっていなかったりするアーチストが上画面に目立つように映され、褒めたり励ましたり出来る。演奏を盛り上げることができ、一緒に演奏している雰囲気をより感じられる。 演奏終了時には最も演奏が上手かったプレイヤーがMVPとして表彰される。 『フリー合奏』ではマッチングしたプレイヤーの中から、ランダムで3人が各々の所持するDL曲を1つ選ぶ仕様であり、相手によっては自分が未ダウンロードの楽曲も遊ぶことができる。気に入った曲はカートに入れ、プレイ後に楽曲ショップで確認可能。 演奏の結果が良いと『アンコール』に突入し、追加でもう1曲演奏することになる。演奏中は特別な演出になるほか、ショートメッセージも特有のものに変化し、興奮もひとしおである。 『フレンド合奏』では曲数に制限なく時間の許す限り遊ぶことが可能。配信曲に加えて、自作の楽曲も選ぶことが出来る。気軽に自分の作成した楽曲を離れた友達に遊んでもらえるようになった。 『トマト』という通貨のやりとり 投稿した楽曲が誰かにダウンロードされたり楽曲公募で採用されたりした際、投稿者にトマトが配布されるシステムとなっていた。 ゲーム内通貨ではあるが、作成物に対価が支払われた時の達成感は大きい。 DXの移植元楽曲を作成したDXプレイヤーは、公式に申請すればPでトマトに還元されるサービスがあった。 ユーザー参加型企画の充実 ゲームへの働きかけとしてユーザーは楽曲を投稿できるだけでなく、ラジオにお便りを送ったり、楽曲公募に応募したりなどといったことも出来た。 ユーザーの投票が多かった5曲をメドレーにして無料配信する『任天堂ゲーム曲総選挙』という企画も行われた。 ラジオではユーザーから声優を募集していたことも。 ユーザーが自身のプレイ動画をYouTube等に投稿しその中で最も上手いプレイを決める『バンブラ神テク選手権』など、動画投稿サイトを活用した企画も行われた。 公式のオフ会である『史上最大のオフ会』も開催。ユーザー同士で曲交換が出来る場が提供されただけでなく、物販やLIVEなど様々な企画も行われた。 バンブラPというゲームの性質もあわさり、こういったユーザー参加型企画が多く開催されたことはユーザーの意欲を上げる要因となった。 賛否両論点 初期収録楽曲が4曲しかなく、全てゲームオリジナル 楽曲ショップでダウンロードする前提とは言え、寂しい印象。流行曲やクラシック、ゲームBGMも数曲ほどあってよかったのでは。 楽曲自体の質は高く、後に各アーティスト名義でリリースされた楽曲もあるため、結果的にゲームオリジナル楽曲でなくなったとも言える。 後にアップデートで以下3曲が追加され、前作で収録されたアレンジクラシック曲は無料でダウンロードが可能となった。 + 追加楽曲 アイネ・クライネ・ナハトムジーク(『マリオブラザーズ』ミックス) スーパーマリオブラザーズ バンブラエディション ロシアの踊り(くるみ割り人形より)(和風アレンジ) 演奏面の問題 前作で指摘されていた演奏関連の問題点はほとんど変化していない。 原曲の曲構成に忠実な譜面が難しすぎたり面白くなかったりすることがある。 こういった譜面はこのゲームならではと捉えることもでき、また難易度を下げて挑むことも出来るので一概に悪いとは言えないが。 難易度として適切であるレベル10と、人間では演奏困難なレベル10が混在する。 前作と異なり、強制的に演奏困難な譜面をプレイさせられペナルティを受ける場面はほぼ無い。 楽曲をカットなしで再現している場合、人によってはダレやすい。 譜面の難易度は自動的に設定されるが、設定された難易度が実際の難易度とかけ離れている場合がある。自動で設定する以上は仕方ないか。 作曲機能の進化により、前作の移植楽曲が相対的にチープに聴こえてしまう。 特に歌詞つき楽曲では、後述の質の低いVOCALOIDが何の調整もされないまま設定されており、拙さに拍車をかけている。またハモリがあるような楽曲でもメインメロディにしか歌声が付いておらず、違和感を覚えてしまう。 楽器の音色が変わったことにより、良くも悪くも前作で聴いた時と印象が異なってしまう。 問題点 オンラインプレイについて フリー合奏について、以下の問題が発生していた。 (特に多人数でマッチングした際に)通信中の時間が長い。自分や相手の通信環境によっては更に時間がかかる。 不快なガヤ音・不協和音を入れる、放置するといった荒らしプレイが横行していた。 演奏するパートの選択は先着順であったため、「目立つパートを毎回先に取る」「MVP狙いで逆詐称のパートを毎回先に取る」などといった行為も見られた。 切断も多かった。特にホストが切断するとその部屋の全員が巻き込まれることが多く、また長い時間のマッチングからやり直し…なんてことに。 演奏中のショートメッセージについて、表示/非表示の切り替えが不可能。うるさいと感じても我慢するしかない。 アーチストに顔写真を載せて公開ができてしまうため、公序良俗に反する写真や、他人の顔写真などのプライバシーに関わるものが載せられることがあった。 ブロック機能も存在したが、「当該プレイヤーにマッチングした際そのアーチストに紙袋を被せる」のみ。マッチングの拒否・ショートメッセージの非表示・ガヤ音の無効化は不可能であり、ほぼ機能しないといって差し支えない。 人気曲や初期曲に選曲が偏ることがあり、同じ曲ばかりでマンネリとなってしまうことも。せっかく収録曲が充実しているのにこれでは勿体ない。 これらの問題はとりわけ 「後述のデビュー版無料化以降の夕方~夜」 に多く発生しており、後期にこのゲームを始めたユーザーにとっては厳しい環境となってしまった。ファン数基準でマッチングさせるなど無料化の際に何らかの対策をすべきだったのでは。 フリー合奏を300回程完走する(切断した場合はカウントされない)ことで手に入るアーチストの着せ替えもあり、これを獲得するためには上記の問題に向き合う必要があった。 フレンド合奏では途中参加が不可能。途中から誰かを参加させる場合は最初からやり直す必要があった。 ギターパートのみ音が遅延して聞こえる不具合がある。発売当初はきちんと曲に合わせて音が鳴っていたが、Ver2.0のアップデート以降に発生するようになった。 演奏面関連 楽曲のテンポが速くなるほど判定が厳しくなる。オートでも最高判定が出ないことも。 演奏時は打ち込んだ時よりわずかにテンポが落ちる不具合がある。このためかボーカルがズレて聞こえてしまうことがある。 いくつかバグが存在する。特定の配置・操作で必ずMISSになる、バグノーツが生成される、実際のノーツ数と演奏終了時の各判定の数の合計が合わないなど。発生頻度自体はかなり低いのが救い。 複数の演奏方法が用意されている(ドラムのタッチ/ボタン等)譜面について、譜面毎に点数が記録され演奏方法毎に点数が記録されない。演奏方法によっては難易度が大きく変わってしまうものもあるため、この仕様はあまり良くない。 ギターが弾き辛くなった 前作まで、弦の向きがプレイヤーに対して横向き(実際のギター演奏時に近い状態)であったのに対し、本作では上から下に伸びるノーツの動きに合わせて、弦の向きが縦向き(チェロやコントラバスの演奏に近い状態)になった為、前作のプレイヤー及びギター奏者は違和感を覚える可能性がある。 弾く弦が指定されるようになったことで、難易度が上昇した。 十字キーを使用するようになったため、演奏方法は右利き向けのみになった。Ver2.0から前作と同様左利き向けにABXYでも演奏できるようになったが、押すボタンの指示が左手で隠れてしまうためかなり演奏しづらい。 初心者が操作に慣れる場所がない 前々作の『レコーディング』、前作の『今日のライブ』のような、ランクを上げることで操作に慣れていく要素が今まであったが、本作にはそれがない。元々音楽ゲームとしては操作が難しい部類に入るバンブラにおいて、この仕様は初心者に対しあまり親切ではない。 アップデートで追加された『ファン』はこの点のカバーと推察できるが、前作ではゲーム側からプレイヤーの上手さに合わせて楽曲やパートを指示されるのに対し、ファンは楽曲もパートも難易度もプレイヤー自身が選ぶので、いずれにせよ親切ではない。 ファンを増やすことによる解禁要素等が充実していれば、初心者でも前向きになれたかもしれないが、解禁されるのはアーチストの着せ替えのみで、キャラクターデザイン上意図的な部分もあるとはいえ、ダサいものが多い。 審査関連 不採用の際、ほとんどの場合は「原曲の内容と異なる箇所があります。」と指摘されるのみで、どこが違うのかは教えてくれない。前作からある問題点。 先述のプレミアム審査チケットは基本的に日曜の22時(+稀に不定期)に販売されるのだが、かなり数が少なく販売開始後すぐ売り切れとなり、獲得が難しかった。優先的に審査する関係上仕方ないのかもしれないが… またプレミアムチケットを使用しても的外れな指摘が来ることもあった。 VOCALOIDの質が低い 曲によっては、ほぼベタ打ちで十分に歌声が調整されていないのものも存在する。ニコニコ動画でアップロードされている楽曲のような歌声を想像している場合、肩透かしを喰らうことも。 出来に満足いかない場合は、VOCALOIDをOFFにして前作のように遊ぶことも出来る。 本作には男声と女声のVOCALOIDが一種類ずつ標準搭載されているが、プレイヤーの声で生成するVOCALOIDとは、この標準搭載されたVOCALOIDをプレイヤーの声質や歌い方に合わせて音声調整したものである。どれだけプレイヤーの声に特徴があっても、標準のVOCALOIDの歌い方が少し変わった程度にしか反映されず、オリジナルVOCALOIDを生成した気分にはなれない。 男声と女声の違いを声の高さで判断しているのか、声の高い男性や低い女性は、自身の性別と異なるVOCALOIDを生成されることがある。 VOCALOIDを楽曲に設定する際は『レコーディング』を行う必要があるが、時間がかかる ボーカルを多く使用している楽曲では最長で10分程かかる。この設定を行わないと、VOCALOIDに歌を歌わせられない。 アップデートにて複数曲のレコーディングをまとめて行えるようになったため、まとめてレコーディングを行いその間は別の事をして時間を潰すということも一応出来るようになった。 また、VOCALOIDは1パートにつき1ボーカルまでしか保存できない。新しい声を再設定する場合は改めてレコーディングを行う必要があるので、さらに面倒。 オンラインプレイ前提の作り ダウンロード前提の初期楽曲数、オンライン演奏、インターネットラジオなど、前作以上にオンラインプレイが前提とされているため、ネット環境の整っていない場所では満足に遊べなかった。 + Ver.2.0で解決済 分かりづらいメインメニュー メインメニューの項目は『シロートウェイムズムズスクエア』『バンドヤルパーク』『キョックフェラーセンター』『ワルワルトレーラーセンター』の4つだが、それぞれが何のモードなのか、名前からは非常に分かりづらい。 順に『一人用モード』『通信モード』『楽曲作成・DLモード』『オプション』。 流石に問題があると判断したのか、バージョンアップで大幅に変更され、上記項目は無かったことにされた。 分かりづらい点が無くなったわけではなく、例えば『生声アーチスト』と『遊べる動画』は『ラジオショップ』で購入可能だが、ゲーム内でその説明はないので、公式から販売のアナウンスがあっても買う場所がわからない等の問題もあった。 総評 音楽ツールとして正当進化を遂げただけでなく、様々なモード・機能の拡充やダウンロード可能な楽曲の充実、多数の企画によってゲームそのものとしてもより素晴らしい作品へと昇華されたバンブラP。 一方で後期のオンラインプレイが悪環境であったことは、評価を下げる原因となった。 現在オンラインサービスは全て終了している ため、上記にあげた評価点や問題点の多くは過去のものとなっており、今入手してもゲームとして遊べる要素は皆無である。 作曲モードくらいしか楽しめるものがないため、今現在、これを手に取る意義はあまりないだろう。 余談 本作発売前の2013年10月3日に『大合奏!バンドブラザーズP しもべツール』が無料配信された。 作曲機能のみ体験できる。本作発売前に配信楽曲を更に増やす目的で配信された。 しもべとは、初代より公式サイトで掲載されている『マンガ・バーバラちゃん』にてバーバラが開発スタッフをこのように呼んでおり、プレイヤーもしもべ(開発スタッフ)になれるという意味合いがある。 しもべツールで作成した楽曲データはバンブラPに引き継がれる。 2015年7月22日に本作の機能縮小版『大合奏!バンドブラザーズPデビュー』が発売された。対象機種は同じく3DS。発売時は200円だったが、2016年4月27日に無料化した。 作曲機能が削除されており、レコーディングにはトマトが必要となる。また、ついてくるトマトは1個。 収録楽曲は前述の『STARLIGHT』とアップデートによる追加楽曲、そしてダウンロード時期によって異なる5つのゲーム楽曲を収録。 + 収録楽曲 配信日 シリーズ名 曲名 作品 2015年9月16日 スプラトゥーン Splattack!(2014 E3PV) スプラトゥーン Hooked Ink or Sink Friend List シオカラ節 2015年10月28日 ゼルダの伝説シリーズ タイトル ゼルダの伝説 トライフォース3銃士 ダンジョン-森林エリア ロウラルメインテーマ ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 TEASER MUSIC ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス 女神の詩 ゼルダの伝説 スカイウォードソード 2015年11月18日 どうぶつの森シリーズ 広場 どうぶつの森 amiiboフェスティバル すごろく 家づくり中 どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー 完成デモ 役場(しずえのテーマ) とびだせ どうぶつの森 2015年12月22日 スプラトゥーン ハイカラシンカ スプラトゥーン Metalopod Seaskape キミ色に染めて シオカラ節 2016年3月23日 ファイアーエムブレムシリーズ 光射す彼方へ~颯 ファイアーエムブレムif 白夜王国 「I」~為 ファイアーエムブレム 覚醒 絆永久に ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡ファイアーエムブレム 暁の女神 はるかなる空の向こうに~ロイの旅立ち ファイアーエムブレム 封印の剣 メインテーマ/ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム 紋章の謎 2016年4月27日 元祖正調塩辛節 スプラトゥーン マリオメドレー マリオシリーズ アスレチックメドレー ※無料化に伴い、『STARLIGHT』と追加楽曲は削除された。 ロシアンメドレー エンターテイナー 本作に提供、先行公開された楽曲の中には、その後各アーティスト名義で正式にリリースされたものや、別のゲームに収録されたものが存在する。 ゴールデンボンバーの提供楽曲『101回目の呪い』はシングルCDで発売。2021年現在、ゴールデンボンバーの歴代シングルCDで最高売上枚数を記録している。 八王子Pの提供楽曲『弱虫ロケット』はアルバム『Twinkle World』に収録。ボーカルに初音ミクが起用されている。 歌い手のぐるたみんが本作のラジオで先行公開した『ローリング・サバイバー』は、『ポップンミュージック ラピストリア』に版権曲として収録された。 本作で登場した『彩崎ゆう』は、後に『スーパーマリオメーカー』や『バッジとれ~るセンター』にも登場。他にも『うまい棒』とのコラボや歌手活動を行っていたが、2017年で活動停止となった。 Twitterアカウントも存在している。 実際の声優については、現在も公表されていない。 また、『スーパーマリオメーカー』に登場する『ましこ』のキャラマリオは、彩崎ゆうが声を担当している。 ゲーム内の架空の企業『スッポン放送』やそのブログ『スッポンブログ』のWebサイトがあった。 スッポン放送では配信されている楽曲をWeb上でも聞くことが出来た他、各種お知らせやラジオなども確認できた。 スッポンブログでは各イベントのレポートや楽曲審査の裏話などが掲載されていた。
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(2021年10月13日18時44分):羊のかわはトータル17勝で敗退しました… (2021年10月13日18時44分):オービュロンはトータル6勝で敗退しました… 2021年10月13日18時34分のバトル キャラ名 作者 体力 TYPE LIFE 勝利数 羊のかわ スタンクゼル 10 堅守高速 2 16 オービュロン スタンクゼル 10 堅守高速 3 5 伊藤 ito 5 速攻重視 5 0 佐藤 sato 5 速攻重視 8 0 前回のバトルを勝ち抜いたのは羊のかわで、3連勝しています。 勝利数は16です。 第1644シーズン・第182回目のバトルがスタートです! 伊藤の攻撃!(命中率95%/会心率5%) 伊藤、痛烈な一撃!!! 伊藤 「E.Jでオービュロンに切りかかった!」 オービュロンに4のダメージをあたえた!! オービュロンの防御 が28ダウンした!! オービュロン 「伊藤のくせにナマイキなんだよ!」 残り体力( 羊のかわ 10 , オービュロン 6 , 伊藤 5 , 佐藤 5 ) 佐藤の攻撃!(命中率91%/会心率5%) 佐藤 「伊藤は自分の事しか考えないから抹殺すると宣言した!」 伊藤に29のダメージをあたえた!! 残り体力( 羊のかわ 10 , オービュロン 6 , 伊藤 -24 , 佐藤 5 ) 伊藤は逃げ出した! 伊藤 「伊藤はひとまず夢時間へ行くことにする」 伊藤のLIFEは残り4になった! 羊のかわの攻撃!(命中率92%/会心率6%) 羊のかわ 「オービュロン きさまの技はすべて見切っている」 オービュロンに4のダメージをあたえた!! オービュロン 「羊のかわのくせにナマイキなんだよ!」 残り体力( 羊のかわ 10 , オービュロン 2 , 佐藤 5 ) オービュロンの攻撃!(命中率61%/会心率12%) オービュロン 「佐藤のものは、オレのもの!!」 佐藤はゆうゆうとかわした。 佐藤 「地球が持たん時が来ているのだ!」 残り体力( 羊のかわ 10 , オービュロン 2 , 佐藤 5 ) 佐藤の攻撃!(命中率95%/会心率10%) 佐藤 「オービュロンは自分の事しか考えないから抹殺すると宣言した!」 オービュロンに18のダメージをあたえた!! 残り体力( 羊のかわ 10 , オービュロン -16 , 佐藤 5 ) オービュロンは逃げ出した! オービュロン 「ちきしょう、佐藤!おぼえてろ!」 オービュロンのLIFEは残り2になった! 羊のかわの攻撃!(命中率58%/会心率12%) 羊のかわ 「佐藤 きさまの技はすべて見切っている」 佐藤はギリギリかわした。 佐藤 「地球が持たん時が来ているのだ!」 残り体力( 羊のかわ 10 , 佐藤 5 ) 佐藤の攻撃!(命中率95%/会心率14%) 佐藤 「羊のかわは自分の事しか考えないから抹殺すると宣言した!」 羊のかわに5のダメージをあたえた!! 羊のかわ 「怒りは肉体を鋼鉄の鎧と化す!」 残り体力( 羊のかわ 5 , 佐藤 5 ) 羊のかわの攻撃!(命中率60%/会心率16%) 羊のかわ 「佐藤 きさまの技はすべて見切っている」 佐藤はゆうゆうとかわした。 佐藤 「地球が持たん時が来ているのだ!」 残り体力( 羊のかわ 5 , 佐藤 5 ) 佐藤の攻撃!(命中率95%/会心率18%) 佐藤、痛烈な一撃!!! 佐藤 「羊のかわは自分の事しか考えないから抹殺すると宣言した!」 羊のかわに4のダメージをあたえた!! 羊のかわの防御 が27ダウンした!! 羊のかわ 「怒りは肉体を鋼鉄の鎧と化す!」 残り体力( 羊のかわ 1 , 佐藤 5 ) 羊のかわの攻撃!(命中率77%/会心率40%) 羊のかわ、会心の一撃!!! 羊のかわ 「あたたたた!!」 佐藤に17のダメージをあたえた!! 残り体力( 羊のかわ 1 , 佐藤 -12 ) 佐藤は逃げ出した! 佐藤 「重力に魂を奪われた羊のかわめ!」 佐藤のLIFEは残り7になった! 勝ち残ったのは羊のかわです! 現在4連勝しています。 トータル17勝になりました! 羊のかわのLIFEは1回復しました! 羊のかわ 「おまえらとおれとでは格がちがいすぎる」 北斗って怖い 羊のかわすごすぎ by.Donald-2nd-R
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大乱闘スマッシュブラザーズX強さ議論スレpart.48 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/goveract/1251516800/ S……スネーク、ファルコ、メタナイト A……ゲーム&ウォッチ、ディディー、ピット、マルス B……デデデ、フォックス、ロボット C……ピカチュウ、オリマー、ゼロサム、ウルフ、 D……アイスクライマー、シーク(&ゼルダ)、トゥーン、ルカリオ 、※ワリオ E……カービィ、マリオ F……アイク、ヨッシー、ドンキー、ピーチ、 G……ポケトレ、、リュカ、ルイージ、ゼルダ H……※クッパ、サムス、※ソニック、ネス、プリン、※リンク I ……ガノン、ファルコン 【参考】 E リザードン G フシギソウ H ※ゼニガメ